バーニング 劇場版の詳細情報
参考価格 | 2,000円(税込) |
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『バーニング 劇場版』(バーニング げきじょうばん、原題:버닝)は、イ・チャンドン監督による2018年公開の韓国のミステリ・ドラマ映画。村上春樹の短編小説『納屋を焼く』を原作としており、ユ・アイン、スティーヴン・ユァン、チョン・ジョンソらが出演。第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、パルム・ドールを争った。第91回アカデミー賞外国語映画賞には韓国代表作として出品され、同国史上初めて最終選考9作品に残った。 (引用元: Wikipedia)
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感想・評価
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韓国映画ランキングでの感想・評価
韓国映画ランキングでの感想・評価
韓国映画ランキングでの感想・評価
脆く不安定な人々の繋がりをミステリータッチで見せる
村上春樹「納屋も焼く」を原作にしているが、描かれているのは韓国の現代の若者たち、人々の繋がりの不安定さとすぐそこにある闇。地方都市の風景、納屋ではなくビニールハウスが広がる田舎の町のうらぶれた風景。焼かれたのは何か。男女三人の微妙な関係性がスリリング。
Raita Iwaoさん(男性・50代)
3位(75点)の評価
ギャッツビーになれなかった者は...
村上春樹の『納屋を焼く』はミステリーものにおけるヒントだけを散りばめて終わらせてしまう《起》だけの物語だった。それをイ・チャンドンが2時間半近い時間かけて描くのだが、できあがったものはこれまた謎を散りばめただけの物語だった。
しかし、じっくりと映画を観察しているとこれはギャッツビーになれなかった者の渇望を描いていることが分かる。シティーボーイに憧れる者の前に現れた裕福な男は、悪意なく、主人公のささやかな幸せを奪っていく。恋人や妄想の猫までも。
GREAT HUNGERに平伏す男の渇望をじっくりコトコト煮込んだ本作は、『パラサイト 半地下の家族』と同じテーマを扱っているものの全く違った印象を受ける。『パラサイト 半地下の家族』がマッコリならば、本作は韓国の高級ウイスキーといった感じに。
このスノッブ感が村上春樹の世界を見事に再現しており、村上春樹映画としても抜群の完成度でした。
映画の伝道師
che bunbunさん (男性・30代)
3位(89点)の評価