1分でわかる「硬水のミネラルウォーター」
“硬水”と“軟水”の違いとは
硬度の高い水を意味する「硬水」。硬度とは、水1Lあたりに含まれるカルシウムやマグネシウム量のことで、硬度120mg未満が軟水、120mg以上が硬水とされています。これらのミネラルの濃度は味わいにも関わっており、硬水は軟水に比べて口当たりが重く苦味が強めです。
ダイエットや洋風の煮込み料理に人気
日本の水道水は硬度が低いため、軟水の方を好む日本人も少なくありません。しかし、硬水に含まれるマグネシウムは下剤にも使われており、便秘解消やダイエット目的の人に大人気です。また、硬水は肉の臭みをとる働きもあるため、シチューやポトフなど煮込み料理用の水にも使われています。
硬水のミネラルウォーターの代表的な商品
カルシウムやマグネシウムを含む地形・地質はヨーロッパや北米に多く存在します。「Contrex(コントレックス)」や「evian(エビアン)」など、硬水のメジャーな商品には外国産のものが多めです。もちろん国産のミネラルウォーターもあり、「Dr.Silica Water(ドクターシリカウォーター)」や「天海の水」(赤穂化成)などの商品が人気を集めています。
カッコ良さとコスパはナンバー1です!
私の「ミネラルウォーターランキング」の上位にも入ってる、「SOLAN DE CABRAS(ソラン・デ・カブラス)」です。スペインのナチュラルミネラルウォーターで、硬度は260mg/Lとそんなに高めではない硬水です。
とにかくボトルが素敵!鮮やかなブルーが目に入ります。そして化学の実験で使用する「円柱フラスコ」のような独特の形にも惹かれて購入される方、多いと思います。ちなみにこのスタイリッシュボトルウォーターは、スペインのサッカーチーム「レアルマドリード」の公式ウォーターでもあります。
そして、世界中で乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えるピンクリボン運動を支援しており、毎年10月のピンクリボン月間には、ピンク色のボトルが数量限定で販売されています。とにかくいろんな面でカッコ良い!
お水もカルシウムとマグネシウムの比率が2:1とバランスが良く、硬水でも飲みやすさと飲みごたえがあります。お値段もコンビニで150円前後(税込)というお手軽さも嬉しいです。
ちょっとしたトリビアですが、スペインのスターバックスにはSOLAN DE CABRAS(ソラン・デ・カブラス)が置いてあります。[続きを読む]
アクアソムリエ/ウォーターソムリエ
鈴木 ルリ子さん
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