1分でわかる「ゾンビアニメ」
生ける屍を描いたストーリー・ゾンビアニメ
死体が何らかの理由で蘇った特異な存在、“歩く死人”や“生ける屍”とも呼ばれる怪物を題材にした「ゾンビアニメ」。恐怖を煽る王道のパニックホラーやサバイバルアクションから、ゾンビが存在する世界をテーマに切なく儚いストーリーが繰り広げられるヒューマンストーリー、グロ・ホラーが苦手な人も楽しめる美少女・アイドル要素の含まれたラブコメディーまで、さまざまなジャンルのゾンビアニメがあります。
代表的なゾンビアニメの作品たち
代表的なゾンビアニメといえば、サバイバルアクション満載なストーリーとセクシーな女性キャラが特徴の『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』(2010年)や、魔法少女×ゾンビの異色ストーリーが特徴の『これはゾンビですか?』(2011年)、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の大人気ゾンビ映画『バイオハザード』シリーズを原案としたフルCGアニメ映画『バイオハザード ジェネレーション』(2018年)、佐賀を救うためにご当地アイドルとして活動する新感覚ゾンビアニメ『ゾンビランドサガ』(同年)などが挙げられます。
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ゾンビ×アイドル!佐賀を救う異色グループの軌跡
『ゾンビランドサガ』は、アイドルアニメでありながらコメディ、青春ドラマ、そしてSF要素が融合した異色の作品です。物語は、2008年に不慮の事故で死亡した女子高生・源さくらが、10年後の現代にゾンビとして蘇るところから始まります。彼女は記憶を失い、謎のプロデューサー・巽幸太郎によって「フランシュシュ」というゾンビアイドルグループの一員として、佐賀県を救う使命を課せられます。
フランシュシュのメンバーは、異なる時代や境遇で命を落とした少女たちばかりです。それぞれの生前の未練や後悔が、アイドル活動を通じて交錯し、彼女たちの絆を深めていきます。伝説の特攻隊長である二階堂サキが過去の因縁と向き合う第7話のエピソードや、平成のアイドルレジェンド水野愛と昭和のアイドルレジェンド紺野純子のプロ意識が衝突し、和解に至る様子は、メンバーがそれぞれ抱える過去を乗り越え、現代のアイドルとして「再生」していく過程を描いています。ゾンビであることの制約や不便さが、困難を乗り越えるたびに成長していく姿を際立たせ、単なるアイドル活動に留まらない人間ドラマを彩ります。
この作品は、斬新な「ゾンビアイドル」という設定と、コメディとシリアスの緩急が絶妙なバランスで描かれているところが魅力です。佐賀県を舞台にした地域密着型のストーリー展開も、作品の大きな魅力となっています。ゾンビならではの過激な序盤の表現は、視聴者の好みが分かれるかもしれません。それでも、少女たちが困難を乗り越え輝く姿は、多くの視聴者に希望を届けます。
▼こんな人におすすめ
・型破りなアイドルアニメが見たい人
・過去の未練を乗り越え成長する、少女たちのドラマに感動したい人
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