ザ・キング・オブ・ファイターズ’95がランクインしているランキング
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セガサターンソフトランキングでの評価・レビュー
PSソフトランキングでの評価・レビュー
家庭用では初の、SNKハード以外への移植作
どういうシステム名だったかは忘れたのですが。SNKゲーム(餓狼伝説・龍虎の拳など)はSNK自社ハードである「ネオジオ」及び「ネオジオCD」でしか、家庭用が発売されていなかったんですよね。
しかしネオジオは、ROMカセットが超高額(1本3~5万円)。
ネオジオCDは、読み込みが超遅い・・・と、家庭用で普及するのは難しい現状。
そんな中、ようやくPlayStationとセガサターンで移植される事となり、その記念すべき第一作となったのがこの【THE KING OF FIGHTERS '95】。
KOF'95というタイトルの割に発売は1996年なのは、生粋のネオジオユーザーを気遣ったのか、ネオジオROMの売り上げ減少対策なのかは分かりませんが(ネオジオROMは、ゲーセン稼働から発売までが比較的早い)。以降、様々な移植作が発売されることとなりました。
そういった経緯で。ゲーム内容は勿論、SNK&ネオジオの歴史を語る上でも欠かせない作品です。
セガサターンソフトランキングでの評価・レビュー
まあがんばれ
1994年だったか95年だったかSNKは突如「当社は(餓狼伝説や龍虎の拳などの)看板ソフトを他社ハードに一切供給せずライセンスも一切与えず、アーケードおよびネオジオ、ネオジオCDなどの自社ブランドでのみソフトを販売供給する」という威圧的ともとれる姿勢でセガ、ソニー(それと3DOの松下とPC-FXのNEC)らに宣戦布告。しかしネオジオCDのポンコツぶりとネオポケの大コケぶりが祟って経営は下落というよりはほぼ90°の直滑降。戦慄が走ったSNKは姿勢を正し、手に持った菓子折の中身ひとつひとつに何かをくるんでその当時優位だったセガの門を叩く。そしてクロスライセンス契約という「互いの看板タイトルを移植しあう契約」(セガに泣きついてサターン市場でSNKの看板ソフトを販売させてもらう契約)になんとか漕ぎ着け、ド垂直だったSNKの経営悪化をなんとか水平っぽい状態で食い止めた。その救世主こそがこのサターン版KOF95である。このソフトにはCD-ROMとは別にロムカートリッジが付属しこの2つを挿入しないとプレイはできないのだが、当時はパワメモを抜くとセーブデータがごっそり破損するというおそろしい欠陥構造を発覚させるソフトだったため、サターンの敗北に一役買った作品とも言えなくはない。移植度は凄んんんんんんんんんごいモノだったけどね。
はげさんの評価