製作年 | 1990年 |
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上映時間 | 96分 |
原作 | 吉田秋生『櫻の園』 |
監督 | 中原俊 |
脚本 | じんのひろあき |
製作 | 岡田裕 |
製作総指揮 | - |
メインキャスト | 中島ひろ子(志水由布子)、つみきみほ(杉山紀子)、白島靖代(倉田知世子)、宮澤美保(城丸香織)、梶原阿貴(久保田麻紀)ほか |
主題歌 | - |
公式サイト | - |
アルゴ・プロジェクトの遺産ともいうべき一作。吉田秋生の漫画原作をベースにしながら、じんのひろあき脚本+中原俊監督は学園祭当日の演劇部の少女たちの溢れかえる会話と猥雑さ、一転した静謐さを画面に詰め込み、少女たちの一瞬の輝きを見せつける。現在は脇役で活躍する中島ひろ子、りりしく美しい白島靖代、ボーイッシュさに目を見張るつみきみほ
日本人の琴線に触れる
邦画の強みとは何かというと、「日本人の琴線に触れる」何かがある、という点だろう。つまり、日本人が好む風景とか人情とか、なにか原風景的な心地よさ、あるいはほろ苦い味わいがあるということだ。いかに海外の作品が優れていたとしても、これこそは日本人が日本人のために作った邦画だけが持つ、アドバンテージの一つである
映画批評家