告白(映画)の詳細情報
制作年 | 2010年 |
---|---|
上映時間 | 106分 |
原作 | 湊かなえ『告白』 |
監督 | 中島哲也 |
脚本 | 中島哲也 |
メインキャスト | 松たか子(森口悠子)、岡田将生(寺田良輝)、木村佳乃(下村優子)、芦田愛菜(森口愛美)、山口馬木也(桜宮正義)ほか |
制作 | 島谷能成、百武功二ほか |
製作総指揮 | 市川南 |
主題歌・挿入歌 | Last Flowers / レディオヘッド |
公式サイト | - |
参考価格 | 2,200円(税込) |
『告白』(こくはく)は、2010年の日本映画。湊かなえによる同名のベストセラー小説の映画化作品である。監督は中島哲也、主演は松たか子による。2010年6月5日に配給東宝で公開された。 娘を殺された中学校教師が生徒を相手に真相に迫っていくミステリー映画。(引用元: Wikipedia)
感想・評価
全 39 件中 1 〜 20 件を表示
いつ観ても地獄
湊かなえのベストセラー小説の映画化作品で、日本アカデミー賞3部門を受賞した話題作『告白』。物語は、教え子に愛娘を殺された中学校教師の復習を描くミステリー。松たか子さんは主人公の教師を演じています。
松さんの代表作といえばこれのイメージが強いと思いますが、作品の世界観も相まって言葉も出なかったです。演技がうまいとかって言葉じゃ片付けられないくらい、娘を亡くした母親が陥る憎悪を超えた空虚みたいなのを表現していて、どんな役作りしたらこんななるのかと。笑
岡田将生が無能すぎて嫌いになりそうなのと、各生徒の家庭の事情もなかなか地獄なのも印象的でした。かなり重いので、1回観たら何年か経たないと2回目観れません。
爽快感と不快感、絶望と希望を同時に見れる作品
「イヤミスといえば湊かなえ作品」その全てが詰まっていると言っても過言ではない作品、それが「告白」だと思います。不慮の事故(?)で最愛の一人娘を亡くした中学校の教師の告白から始まるこの映画は、不快感を抱くような登場人物たちの言動、子どもの残酷さと大人の純粋さ、そして常識を逸脱した爽快感を味わえます。
Mo05さんの評価
ストーリーの衝撃性と音楽の組み合わせがかっこいい
告白は、なんといってもストーリーがいい。主演の松たかこの演技力が高く、序盤から引き込まれる。一体、これからどうなるのだろう、とハラハラしているタイミングで突然ミュージカルが始まるのがすごく好き。音楽とダンスが、突然始まるところがなんとも不気味でよりストーリーを際立たせていると思う。生徒役の子役たちもめちゃくちゃうまい。あっという間に時間が経過し見終わったあとの後味が何とも言えない。
りょんちゃん♪さんの評価
中島哲也節炸裂
『嫌われ松子の一生』や『渇き』などの作品で有名な中島哲也監督が湊かなえのベストセラーを映画化した作品。
波瀾万丈な人生を歩んで憐れな最期を迎える女性や実の娘に人生を翻弄される中年刑事など一癖も二癖もある登場人物を描くのが得意な中島哲也監督。
本作主人公の女性教師(松たか子)も実の娘を殺された犯人への復讐を胸に秘めたまま日常では平穏にしているが、犯人への復讐方法はえげつなかった。いじめという重いテーマを扱いながらクラシック音源を利用したりMV風の映像を多数駆使してエンターテイメントに昇華しているので若い世代には共感しやすいと思う。
サブスク48さんの評価
まるでノンフィクション
親戚につれられて地元の映画観でみた。
見る前は正直、岡田将生がかっこいいなくらいにしか思っていなかったが、内容は衝撃的だった。
中学生という大人にはなりきれていない子供が担任の子供を殺してしまい、担任が復習するという話。
創作だとはわかってはいたけれども、妙にリアルで当時映画館で見た時は恐怖を覚えた。
よくニュースでも、未成年が関係する事件がある度に大きく取り上げられていたため創作なのか実話なのか判別つかなかった。
私はこの映画をみたあと、原作もしっかり読んだが、もしこれから見る人がいれば先に原作を読んでからをおすすめしたい。
灰色ブルーさんの評価
娘を生徒に殺された教師の復讐劇が心から離れなくなる
愛する娘を自身の生徒に殺された女教師の告白から始まる、復讐が復讐を呼ぶサスペンス。殺人を犯したAとB、その家族、クラスメイトの心理描写が最初から最後まで目が離せない作品。「イヤミスの女王」湊かなえの虜になる。
陰鬱とした内容だが、ポップでインパクトある演出もあり、引き込まれること間違いなし。
ピクニックしたい24さいさんの評価
中学生時代に出演した作品!
彼女が二番目に演じる事になった映画です。その為、今よりも幼い橋本さんが見られます。そして役どころが、中学生という年齢の子に演じさせて良いのかな?と思うような感じでした。多感な時期にこういった役柄を演じると実際にそれに影響を受けてしまうのではないかと心配になりました。実のところ今でもこの作品に出演した事で自分のビジュアルが他人からどのように見えるのか改めて感じさせられ、それによった自身への心境の変化というものがあったのではないかと思っています。役は家庭環境は良くないが勉強は出来る、しかし友達はいないという、中二病にかかるしかない条件を持っている女の子でした。その為にある殺人事件を崇拝しています…。そんな影のある可哀想な役を、橋本さんは中学生で見事に演じ切っていました。
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告白
とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子が静かに語り出す。「わたしは、シングルマザーです。わたしの娘は、死にました。警察は、事故死と判断しました。でも事故死ではありません。このクラスの生徒に殺されたんです」
森口は、妊娠後に娘の父親のHIV感染が判明したことで結婚しなかったと語り、娘を殺した犯人は2人いるが名前は明かさず少年A・少年Bと述べ、少年Aが電気ショックによって娘を気絶させたこと、居合わせた少年Bが気絶した娘をプールへ投げ入れ殺害したこと、その事実を警察へ伝えて蒸し返す気はないことなどを語る。名前は伏せられていたが、生徒達には少年Aは渡辺修哉、少年Bは下村直樹であることは明らかだった。森口は、先ほど犯人である2人の給食の牛乳の中に娘の父親の血液を入れた、HIVに感染するかどうかは運次第、2人には「命」をしっかりと噛み締めてほしいと告げると教室は騒然となった…
殺気の強い剣さんの評価