レボリューション6の詳細情報
制作年 | 2002年 |
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上映時間 | 101分 |
監督 | グレゴール・シュニッツラー |
脚本 | ステファン・デーンネルト、アンネ・ヴィルドゥ |
メインキャスト | ティル・シュヴァイガー、マーティン・ファイフェル、ゼバスティアン・ブロンベルク、ナディヤ・ウール、マティアス・マシュケほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
参考価格 | 407円(税込) |
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感想・評価
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泣ける映画ランキングでの感想・評価
青春映画ランキングでの感想・評価
若気の至りの一大決算
15年前に仕掛けた爆弾の証拠隠滅に奮闘する
元アナーキストたちを描いたドイツ映画。
ハメを外していた若い頃は過ぎ、
主人公以外は皆きちんとした社会人になっている。
だが、当時の反逆精神を完全には捨てていない。
そんな彼らが愛おしくなる。
負け組たちが、それでも抗う姿に泣ける
勝ち組だ負け組だと、人様の人生を勝手に格付けしてマウンティングする風潮があるが、まったくくだらない話である。しかしSNSを開けばさりげなくもあからさまな自慢大会。俺にはまったくいい目がない。気分が落ち込むばかりの毎日に、何かいい映画はないものか……。
そんなあなたが見るべきは「レボリューション6」で決まりである。いわゆるルーザーズムービーの白眉で、時代に置き去られた左翼活動家の、挫折と再生を描く感動作となっている。
主人公の男は久々に会った昔の仲間たちがみなまともになり、出世している中、自分だけが不器用に過去にとりこのされてしまったことを知る。最後の誇りだった価値観までもが揺らぎ、将来への不安にさいなまれる中、それでも彼は、最後の抵抗を試みる。
世渡り下手な人なら、彼の気持ちが痛いほどわかるはずだ。弱者へ対する作り手の暖かい視線と、ほんのわずかだが希望を感じさせるラストに涙が止まらない。素晴らしい映画だ。
映画批評家
前田 有一さん (男性)
1位(100点)の評価