ティンカー・ベル(アニメ映画)の詳細情報
制作年 | 2008年 |
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上映時間 | 79分 |
監督 | ブラッドリー・レイモンド |
メインキャスト | 深町彩里(ティンカー・ベル)、豊口めぐみ(ロゼッタ)、園崎未恵(イリデッサ)、シルバーミスト(高橋理恵子)、フォーン(坂本真綾)ほか |
主題歌・挿入歌 | 妖精のうた / 湯川潮音 |
制作会社 | ディズニートゥーン・スタジオ |
公式サイト | - |
参考価格 | 400円(税込) |
ティンカー・ベル(アニメ映画)がランクインしているランキング
感想・評価
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ディズニー映画ランキングでの感想・評価
ラセター効果で品質が上がり始めた過渡期の傑作
さて、そのジョン・ラセターだが、彼がピクサーアニメのおそるべき品質の高さの源であったことは疑いない。そして、彼は2006年からディズニーも含めた創作部門の最高責任者になった。だから、この時期からは本家ディズニーのアニメ作品も品質がぐんぐん上がっていった。
そんな時期に作られたのがこの『ティンカー・ベル』で、見るとなるほど、のちの『トイ・ストーリー3』につながる、労働者賛美のテーマが見て取れる。
金融やITなどという、当時のアメリカが邁進していた実態不明な虚業でなく、地に足の着いた製造業、ものづくりに携わる人たちへの応援歌なテーマを隠し持つ本作は、だから大人の鑑賞にも堪えるのである。
脚本重視の作風はあきらかにラセターの影響が色濃く、そこにディズニーらしいファンタジックな美術の魅力が加わる。
という事で、もともと大作として作られたわけでもないし、メジャーでもないものの、なかなかの掘り出し物だったりするわけだ。
映画批評家
前田 有一さん (男性)
2位(85点)の評価