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「まる」というものは誰にでも描ける形だ。そして「まる」は誰のものでもない。言わば作者不詳の物体。もしそんなものを描いただけで世界中から評価され社会現象になったら?という話だ。本作が描こうとしたテーマの一つに「真価」がある。真の価値、だ。一見無価値な「まる」、誰でも描ける「まる」だが、本当にそうなのだろうか?それはその日その瞬間、その時思ったことが内包された唯一無二の「まる」で世界に一つだけの「〇」なのではないだろうか。突如価値が高まる「まる」に便乗し他の者も真似するが沢田ほど評価はされなかった。それは「“沢田の描いた”まる」がどこか特別で人々にとって大切なものに見えたからなのだろう。本作はあまりに極端な描き方だと思うが笑 そんな「オリジナリティ」は誰にでも、平凡な者にもあるものだと優しく教えてくれているようだった。そしてもう一つ。「自己」だ。こちらが特に重要だと思う。社会現象になり世間からの沢田の印象は「まる」一色だ。求められるのは「まる」ただ一つだ。そこで沢田は葛藤する。「本当に〇を描いていきたいのか」たまたまなんとなく描いたものがたまたま高く評価されたまたま社会現象となった。大変喜ばしいことではある。だがそこに「自分」の描きたい、表現したい世界があったか。否。もっと描きたいものがあったはずだ。世間に決められた自分のままで満足できないはずだ。まるに、〇に、“枠”に囚われっぱなしで終われるはずがなかった。だから沢田は〇を打ち破った。文字通り。私の大好きな表現技法が超ストレートに私を殴ってきた。こんなに面白いクライマックスになるとは。まさか実写邦画でこれほどまでに震えることになるとは思ってもみなかった。もっと書きたいことがあったはずなのだが、あまりに受け取った財産が多すぎて、いくつかこぼしてしまったかもしれない。また何度か観て拾い集めておきたい。本当に素晴らしい作品だった。
Kekeさん(男性・10代以下)
6位(88点)の評価
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真価と自己
「まる」というものは誰にでも描ける形だ。そして「まる」は誰のものでもない。言わば作者不詳の物体。もしそんなものを描いただけで世界中から評価され社会現象になったら?という話だ。
本作が描こうとしたテーマの一つに「真価」がある。真の価値、だ。一見無価値な「まる」、誰でも描ける「まる」だが、本当にそうなのだろうか?それはその日その瞬間、その時思ったことが内包された唯一無二の「まる」で世界に一つだけの「〇」なのではないだろうか。突如価値が高まる「まる」に便乗し他の者も真似するが沢田ほど評価はされなかった。それは「“沢田の描いた”まる」がどこか特別で人々にとって大切なものに見えたからなのだろう。本作はあまりに極端な描き方だと思うが笑 そんな「オリジナリティ」は誰にでも、平凡な者にもあるものだと優しく教えてくれているようだった。
そしてもう一つ。「自己」だ。こちらが特に重要だと思う。社会現象になり世間からの沢田の印象は「まる」一色だ。求められるのは「まる」ただ一つだ。そこで沢田は葛藤する。
「本当に〇を描いていきたいのか」
たまたまなんとなく描いたものがたまたま高く評価されたまたま社会現象となった。大変喜ばしいことではある。だがそこに「自分」の描きたい、表現したい世界があったか。否。もっと描きたいものがあったはずだ。世間に決められた自分のままで満足できないはずだ。まるに、〇に、“枠”に囚われっぱなしで終われるはずがなかった。
だから沢田は〇を打ち破った。文字通り。私の大好きな表現技法が超ストレートに私を殴ってきた。こんなに面白いクライマックスになるとは。
まさか実写邦画でこれほどまでに震えることになるとは思ってもみなかった。もっと書きたいことがあったはずなのだが、あまりに受け取った財産が多すぎて、いくつかこぼしてしまったかもしれない。また何度か観て拾い集めておきたい。本当に素晴らしい作品だった。
Kekeさん(男性・10代以下)
6位(88点)の評価