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Sakurakoさんの「フランスのデセールランキング」

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更新日: 2020/09/29
Sakurako

フランス料理マイスター

Sakurako

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まえがき

フランス料理公認ユーザーのSakurakoです。
パリに住んでフランス料理を食べる機会が多く、ランキングに参加させていただいています。
デセールは、フランス料理の最後に出てくるクライマックスです。
その分、装飾がやはり綺麗で、印象に残る主張があります。
郷土料理のお菓子とは違っているかなという視点でかきました。
美味しかったなと思い出しながら、ランキングに書き込みました。

ランキング結果

1スフレ

スフレ

スフレ (仏: soufflé) は、メレンゲに様々な材料を混ぜオーブンで焼いて作る、軽くふわふわとした料理。 主菜またはデザートとされる。Soufflé はフランス語で「吹く」を意味する動詞 souffler の過去分詞形。 17世紀のフランスで菓子職人が卵白と砂糖を混ぜて焼き、パンのように膨らませる技法を発見した。やがてそれが卵黄と泡立てた卵白を混ぜて焼くオムレット・スフレに発展していった。今日のスフレの最も古い記録は、18世紀半ばにヴァンサン・ラ・シャペルが残したレシピである。

熱々で食べるのがたまりません

スフレ・ショ(熱いスフレ)といって、オーブンから出てきたての、熱いスフレは、熱いから美味しいのか、スフレが人気なのは、スプーンを入れて少しずつ食べるところでしょうか。
熱いスフレに、上からアイスクリームや、キャラメルソースをかけたりと、演出によっては、グランマル二エのリキュール酒をかけて火をつけたりも。
目でみる楽しみもありますね~。

スポンジケーキのラム酒づけのババオラムで気分がハイ

長い間、このババオラムは、どこが美味しいのかわかりませんでしたが、最近、大人になったのか、好きになりました。
スポンジケーキにたっぷりのラム酒シロップ漬けにして、そこに質のいい生クリームのシャンティイクリームを載せて食べると、凄く上品な味になるのですね。
発見でした!
そこにさらに、グラン・マル二エのリキュール酒をかけては、酔ってしまいますが、サーブされると、「まあいいかな」と思って食べてしまいます。

3ミルフィーユ

ミルフィーユ

ミルフィーユ(仏: mille-feuille)は、フランス発祥の菓子の一種。 歴史のある菓子であり、形状や製法も様々なものがあるが、現代では3枚のフィユタージュ(仏: feuilletage)またはパート・フィユテ(仏: pâte feuilletée)と呼ばれるパイ生地にクリームをはさみ、表面に粉砂糖がまぶされたもの、あるいは糖衣がけされているものが基本とされている。

職人芸のミルフィーユ(ミル・ファイユ)はサクサクしっとり

考えてみれば、ミルフィーユって、凄くわざだなと思います。
出来上がってからも、パイ生地がずっと、サクサクしているから不思議ですね。中にはカスタ―ドクリームが挟まれているので、ミルフィーユが湿ってもよさそうなのに、パイ生地って不思議ですね。
ミルフィーユは、1000枚の葉の意味で、数えてはいませんが、カットしているうちに、ポロポロとパイ生地がお皿の外にこぼれ落ちそうですね。
格好をつけて食べるなら選ばないほうが良いデセールですが、やっぱ、美味しいです。

メレンゲとクレーム・アングレーズの奏であい

メレンゲのデセールですが、大きなふわふわのメレンゲが、クレーム・アングレーズ(カスタードクリームの緩い液体ばん)の上に乗っかっている状態を言います。
イルが島の意味ですので、メレンゲの「浮島」を、大きなスプーンで、クレームアングレーズと一緒に食べるって、夢がありますよね~。
私は、メレンゲの上にキャラメルソースがかっているのが好きです😊

とろ~りのこってりのガトー・ショコラはこってりが良い

ガトー・ショコラには種類も多く、あっさり系からこってり系まで。
ガトー・ショコラでは、フォンダン・ショコラとか、モエルー・ショコラがありますが、正確には、フォンダン・オ・ショコラ、モエル―・オ・ショコラと言い、中に「オ」がはいります。
スプーンを入れた時に、中からチョコレートが流れ出てくるくらいの、とろ~り状態はたまらなく魅力です。
とはいえ、ガトー・オ・ショコラの味は、カカオの質次第なのですね。
これにさらに、バターキャラメルソースを添えると、黄金の抗ダイエットになりますが、これがまた美味しいのです!
ちなみに、オペラもガトー・オ・ショコラに入ります。

6オペラ

オペラ

オペラ(フランス語: Opéra)は、フランス発祥のケーキである。 グラン・マルニエまたはコアントローのシロップをしみ込ませたビスキュイ・ジョコンド(fr:biscuit Joconde)という生地に、ガナッシュ、コーヒーのバタークリーム( fr:crème au beurre)、もしくはモカシロップで層を作り、チョコレートで覆った物を言う。生地とクリーム、ガナッシュが成す層は7層であることが多い。

伝統のチョコレートケーキのフレンチデセール

「オペラ」の魅力は何?ときかれると、迷わず、ビスキュイ・ジョコンド(アーモンドプードルと卵、小麦粉)とスポンジとチョコレートの織りなす食感と。
ビスキュイ・ジョコンドがチョコレートと浸透しあって、その歯ごたえは、なにものも代えがたいたとも感じるでしょう。
何層にもなったコーヒーと、バタークリームとのハーモニーは、スポンジメインのガトー・オ・ショコラでは演出できないですよね。
チョコレートの質がよければ、さらに美味しいです😊

パヴロヴァのバレエの様子をイメージするデセール

ロシアのバレエダンサー、アンナ・パヴロワの名前からきているとされている、優雅なデセールです。
飾り方は、シェフにより違いますが、クラシック版だと、バレリーナのチュチュの形にしていたりです。そうでないと、メレンゲとシャンティイクリームとの芸術性が競われます。
要は、果物の色と白のメレンゲと、白のシャンティイクリームで、「綺麗」とか、「すごい」と思わせられるところでしょうか。シャンティイクリームは、軽く甘すぎずフワフワ~です。

フランスで一番人気のレモンタルト

信じられないかもしれませんが、レモンタルトはフランスで一番人気のデセールです。
サブレ台の上に載せる、レモンのクレーム(レモン汁と卵とバターのクリーム)との織りなす、職人芸です。
気取っていない簡単なデセールですが、サブレのバターの味も決め手とも思います。

シュー皮とチョコレートの相性が熱い

シューといえば、シュークリームとなりそうですが、プロフィトロールは、シューの中は生クリームか、アイスクリームが入っています。
お皿に、アイスか生クリームが入ったシューをのせ、そこに熱いチョコレートをかけていきます。
熱~いチョコレートが、アイスクリームとシュー皮の上にのり、シュー皮に浸透していく、抜群の組み合わせです。
思わず、「美味しい😊」と思うのですね~。

10クレーム・ブリュレ

クレーム・ブリュレ

クレームブリュレ(仏: crème brûlée [ˈkʁɛm bʁyˌle])は、カスタードプディングと似たデザート。クリームブリュレと呼ばれることがあるが、クレムブリュレの方がよりフランス語本来の発音に近い。

キャラメルの焼き味がすごい

フレンチのデセールの中でも、家庭のデセールのイメージが先行して、高級なレストランではでてきません。
レストランではもっと、華やかな見た目がいいのを期待するのでしょう。
クレーム・ブリュレの美味しさは、キャラメルの焼き加減で薄っすらと固いキャラメルが上層を覆っているところで、この固いキャラメルとクリームの組合わせがどうにも魅力ですね。

あとがき

ランキングに書き込んで、レストランを出てからも、ずっと頭の中で、あのデセールがおいしかったなと、思い出すようなのがあるものですね。
こうして見てみると、シェフの色々な思いが入っているなと感じます。
パット見も大事ですが、デセールでないと表現ができないのは、果物の加熱加減、加熱して他のものと合わせた食感、それは、肉と魚では表現できないものだから、デセールは大事な役なのだと感じます。
フレンチの最後を飾るデセール、別腹でなくとも、食べたいですね。

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