竜とそばかすの姫がランクインしているランキング
感想・評価
全 8 件を表示
とにかく音楽が素晴らしい
主人公のすず(Belle)にとっての、現実世界と「U」の世界のギャップが特に強調されていて、前者はアニメーション、後者はCGと作画手法にも表れている。「竜」との関わりを通して、最後は彼を助けるために「U」の世界にBelleではなくすずとしてありのままの姿(アニメーション)で降臨し、自分の殻を破り、自分を許せるようになったすずの心情の変化がストーリー内容だけでなく、作画手法にも表れていて面白いと思った。
作画のクオリティと音楽については、多少好みは分かれるだろうが、アニメ映画の中ではトップクラスだと思う。特に歌については、Belleの圧倒的な歌唱力に魅せられた。
ぐらいんくんさんの評価
モヤモヤ残る予想外の結末
細田守が描くインターネットの世界は美しくオリジナリティに溢れています。
ただ、最後の結末には大いに不満が残ります。物語がネットから現実に移り、竜の中の人である虐待を受けている少年との対話を通じて描かれますが、そのラストには解決策もないまま、主人公が晴れやかに帰路につく姿に違和感を覚えました。
視聴者に想像を委ねる部分が多く、見終わった後も様々な疑問が頭をよぎります。
細田守監督の意図が伝わりきらず、もやもや感が残る作品でした。
縁側さんの評価
心揺さぶる映像美と歌声
映像がとても美しくて、仮想世界「U」のデザインが圧巻で、音楽もスタイリッシュな魅力があって、ベルの歌声に感動しました。
特に印象的だったのは、冒頭のライブシーン。最初は緊張しているような歌い出しですが、次第に声が伸びやかになり、心の奥から解放されるような感覚が伝わります。
Uの楽曲では、壮大なオーケストラとベルの歌声が融合し、仮想世界Uの広がりを感じさせる迫力があります。
すずが竜の正体を突き止め、現実世界で彼を助けに行く場面は、母親の影響を受けながらも、今度は自分が誰かを救う番だと決意する瞬間で、親として感動的で涙なしには見られませんでした。
特に印象に残った音楽は、すずが竜に寄り添うシーンで流れる「心のそばに」です。
優しく包み込むような歌声がとても感動的で、ピアノと弦楽器の旋律が美しく、まるで「あなたは一人じゃない」と語りかけているような温かさがあります。
薄明かりの中さんの評価
心に響くアカペラの勇気
すずが仮想空間を離れ、暴力を受けている少年を守るために“素顔”で歌うアカペラシーンが心に残ります。彼女の声には恐怖や戸惑いを越えた「誰かを守りたい」というまっすぐな決意が込められ、無伴奏の歌が彼女の勇気と覚悟を痛いほど伝えてきます。
zneさんの評価
感動的な歌と孤独の物語
話の途中で誰が竜なのか予測できてしまったのは少し残念だったけど。主人公の女の子の歌のシーンはやはり見入ってしまった。歌唱力の素晴らしさと、アバターと本人との差も魅力的。最後に父親と向き合うシーンは、心に残るものがあった。
GODGODさんの評価
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何で最近のOVAは面白く無くなったのかな?
誘われて劇場で視聴。
期待していたけどタイトル通りの感想。
田舎と都会の風景と風習、美麗な流行りのヴァーチャルゲーム、心に傷を負った男の子と女の子、淡い恋愛、イジメとネグレクト。
全部をうまく回そうとしてどれも掘り下げられなかった作品。
テーマやアイデアはシンプルに一つだけで良い。
監督にも制作サイドにも気負いしか感じられない。
ナウシカやカリオストロ、ラピュタ。シンプルに面白い作品はホントに難しいのだなと思った。
絵が綺麗だったからこの点をプレゼントした。
リーフ・パパさんの評価