聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアの詳細情報
制作年 | 2017年 |
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上映時間 | 121分 |
監督 | ヨルゴス・ランティモス |
脚本 | ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ |
メインキャスト | コリン・ファレル(スティーブン)、ニコール・キッドマン(アナ)、バリー・コーガン(マーティン)、ラフィー・キャシディ(キム)、サニー・スリッチ(ボブ)ほか |
制作 | エド・ギニー、ヨルゴス・ランティモス |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | http://www.finefilms.co.jp/deer/ |
参考価格 | 3,344円(税込) |
『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(せいなるしかごろし キリングオブアセイクリッドディア、The Killing of a Sacred Deer)は、2017年のイギリス・アイルランドのサイコホラー映画。監督はヨルゴス・ランティモス、脚本はランティモス及びエフティミス・フィリップ、出演はコリン・ファレル、ニコール・キッドマン、バリー・コーガン、ラフィー・キャシディ、サニー・サジック、アリシア・シルヴァーストーン、ビル・キャンプなど。物語はエウリピデスの『アウリスのイピゲネイア』を基にしている。(引用元: Wikipedia)
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どんでん返しがすごい映画ランキングでの感想・評価
どうしてという箇所に秘密が見え隠れ
心臓外科医の男の幼い息子の足が突然動かなくなってしまう。ほどなくして思春期の娘まで。彼が手術を行って術中に死んでしまった男の息子に同情をしていろいろとコミュニケーションをとっていましたが、どうもこの少年が呪いをかけたらしい。実はこの心臓外科医、この少年の父親を執刀したときお酒を飲んでいたらしいのです。その後ろめたさも手伝って、男は少年に深入りするほど同情をしてしまっていたようです。ほどなくすると奥さんも同様になるよと少年から言われてしまいます。家族三人のうち誰かを殺さないと、みんなが死ぬよと言われてしまう。結局最後には妻娘息子三人に目隠しをさせてサークル状に座らせ、夫である心臓外科医がそのサークルの中央で目隠しをしたまま方向がわからなくなるくらい身体を回転させて銃を撃ち、犠牲になってしまうのは息子でした。
ここで納得できない不可思議な点がいくつか見受けられました。まず、妻には全くそのような症状が出なかったこと。そして男以外の誰かが死ねばいいという話ですから、本来ならは子供のことを考えて妻が自分を殺してと言うはず、そしてそう実行するはずです。娘は自分が犠牲になるとさえ言っているのにです。つまり、あの少年の呪いは息子がターゲットだったように感じます。心臓外科医の家に招待された少年は、自分と境遇の違う心臓外科医の息子に嫉妬したのではないか。少年は自分の父親を執刀中に殺してしまった男も憎んではいましたが、コミュニケーションをとるようになって、逆に父親になってもらいたいと企んだこともありました。娘とは恋仲にもなりかけました。心臓外科医の男の妻には、自分の母親とだぶってしまい。あの症状を起こさせるに躊躇ったのかもしれません。つまり、あの三人に目隠しをして座らせ、心臓外科医の男も目隠しをして銃を撃たせ、その弾が息子の心臓に命中させたのも、少年の呪いの一貫だったのかもしれません。
どんでん返しマニア
爆太郎さん(男性・60代以上)
42位(50点)の評価