幼女戦記の詳細情報
作者 | 原作:カルロ・ゼン / 作画:東條チカ |
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ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | KADOKAWA |
連載 | 月刊コンプエース(2016年6月号~) |
参考価格 | 638円(税込) |
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感想・評価
全 12 件を表示
幼女強い
カルロ・ゼンによるライトノベルを東條チカによってコミカライズした『幼女戦記』。同僚の逆恨みによって命を落としたエリートサラリーマンの主人公が、死後の世界で創造主の怒りを買い、世界大戦状況のヨーロッパに似た世界に女の子として転生させられて兵士として奔走するストーリーが描かれています。この作品は世界観とターニャのキャラ、作画が魅力的だと感じました。主人公が転生させられたのが統一暦1923年で、魔導兵が陸海空で軍の最精鋭として戦う世界。魔法が存在し実力があれば誰しもが兵士になれるという点では実世界と異なりますが、周囲の国際情勢や前線での戦闘や訓練の内容などはかなり実世界のヨーロッパ国々と似ています。作中では一応ぼかして描かれていますが、モチーフ元がわかるとかなり楽しいです。軍事ネタ好きな人なら尚更。戦闘シーンでは科学技術と魔法が融合した兵器が使われているのですが、魔法を込めた弾丸を用いて戦うため描写がとても派手になります。ミリタリー作品ならではの武器や戦闘とファンタジーならではの大胆な描写はとても見ごたえがありました。それから、ターニャの見た目と中身のギャップも良い。外見は可愛らしい女の子ですが、中身は30代男性でリアリスト。優れた戦闘能力と指揮能力を駆使し戦果をあげていく様子はまさに幼女の皮を被った悪魔です。でも、漫画版では時折子供らしい仕草も描かれていて癒しポイントにもなっています。幼女という単語に惑わされてスルーしていましたが、とても見ごたえあるストーリーと迫力ある作画の楽しめる漫画でした。
刺さる人には刺さる。イタい思い出とともに見ると心が痛い。
個人的にはトップでもいいのですが、好き嫌い分かれる部分があるかと思ったので4位に。
タイトルでは魔法少女ものかなとか思われそうですが、その通り魔法少女(幼女)ものです。ただし、初期のプリキュアをさらにエグくしたら、ですが。
主人公が強く、ほぼ最強と言っていいですが、でも数の力は偉大です。
この程度の力量差では個が軍に勝つことは不可能なようで。
そういうリアリティさがいいなと思います。
モデルはルーデル閣下かな?それともシモヘイヘ?とか、これ実際あったやつじゃん、なんて考えながら読むと別の楽しみがあります。
お約束な展開が面白い
神などを信じない主人公(中年男性?)がこういう世界であれば神を信じるだろうという理由で戦争の只中にある国に、幼女として転生させられた上に従軍せざるを得なくなる状況になる。
幼女故に侮られがちだが、苛烈な言動で昇進していき、本人は後方で安全に過ごしたいと思っているのに、保身の為に愛国心があるように見せ掛ける度に周囲からの勘違いが深まり、より危険な戦場へ向かうことになるのが面白い。
やまたけのもっさんさんの評価
タイトル詐欺漫画の金字塔
タイトル詐欺漫画の金字塔!存在X(神的な何か)から嫌われまくっているターニャの中身は中間管理職のおっさん。保身のために動いているのに周りからは最高の上司と勘違いされるの法とスチームパンク的要素のミックス作品!
hamulaハムハムさんの評価
リアルな戦争物
題名からは想像できませんが、神に逆らったサラリーマンが転生してやり直すストーリーです。第二次世界大戦を真似した話ですが、安全な後方勤務を希望しているのにかかわらず最前線で生死を掛ける所の展開と速さが良いです。
海豹さんの評価
設定も展開も面白い
幼女戦記というタイトルから、幼女が活躍するのかな?と思っていたら、サラリーマンが映っているシーンからスタートし、「ん?見るの間違えたかな?」と思っていたら、サラリーマンが死亡した。と思ったらそのサラリーマンが異世界へ、前世の記憶を残したまま転生!この時点でこれは絶対面白いと思いました。
見進めると、ターニャ(サラリーマンが転生した異世界の幼女)は戦争をする機関のようなところに属するのですが、中身が元サラリーマンということもあり後衛でまったり安全な生活を…と目論んでいたのに、それとは裏腹に最前戦へ毎回送り出されるところが転生しても思うようにいかないんだなとクスッと笑えます。ですが、最前戦に立つターニャが強いのなんの…!見た目の可愛らしさに似つかずハチャメチャに強いところがギャップでやられます。そして幼女らしさを生かし、定期的に敵に対し可愛い声を利用するところも可愛いな、ずる賢いなと笑えます。
める芽瑠さんの評価