1分でわかる「新房昭之」
新房昭之の略歴
新房昭之は、1961年9月27日生まれ、福島県出身のアニメ監督・演出家。専門学校卒業後、アニメーターとしてキャリアを積みはじめます。1990年に『からくり剣豪伝ムサシロード』で初の演出を担当し、以降、数々のアニメ作品で演出を手掛けました。その後、1994年に『メタルファイター♥MIKU』で監督デビュー。2005年からは、制作会社シャフトを拠点に活動を行っており、監督として手掛けた多くの作品が賞を受賞し高い評価を得ています。作風としては、極端にコントラストをつけた派手な色使い、独特なレイアウトやカット、細かいカメラワークを用いた作画が特徴。ファンの間で「シャフ度」と呼ばれる、キャラクターが独特の角度で首を傾けるカットもよく知られています。
新房昭之の代表作
新房昭之監督が手掛けた有名作品には、西尾維新の人気小説をアニメ化した『化物語』(2009年~)をはじめ、社会現象を巻き起こした大ヒットシリーズ『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年~)や、DAOKO×米津玄師コラボの主題歌が話題を呼んだ『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』(2017年)などが挙げられます。
関連するおすすめのランキング
ジャンル別アニメランキングはこちら
アニメおすすめ人気ランキング 投票結果発表!全28ジャンル別・2025年版
面白いアニメランキングはこちら!
アニメ映画作品も一緒にチェック!







































魔法少女の常識を覆す衝撃のダークファンタジー
『魔法少女まどか☆マギカ』は、見滝原中学校に通う平凡な中学2年生の鹿目まどかが、謎の少女・暁美ほむらと出会い、魔法少女という過酷な運命に巻き込まれていくダークファンタジーです。
従来の魔法少女アニメの常識を覆した本作は、新房昭之監督による独特の映像表現が特徴となっています。奥行きのない平面的なレイアウト、赤や黒を基調としたコントラストの強い色彩、通称「シャフ度」といった演出は、可愛らしい少女たちの内面に潜む不安や葛藤を視覚的に強調しています。また、劇団イヌカレーによるコラージュ的な魔女の結界は、彼女たちの精神的な苦痛や絶望を異様でグロテスクな芸術表現として描き出し、第3話の衝撃的な展開やソウルジェムの真実をより際立たせます。
新房監督による実験的な演出や、第3話以降の残酷な展開は、一部で「難解」「精神的にきつい」と感じられ、好みが分かれる点でもあります。しかし、虚淵玄による先の読めない緻密なストーリーと、魔法少女の過酷な運命を描ききった本作は、アニメファンに大きな衝撃を与え、従来の魔法少女像を刷新し、高く評価されています。
▼こんな人におすすめ
・可愛い絵柄と、シリアスな物語とのギャップに驚きたい人
・劇団イヌカレーの異様なコラージュ美術に惹かれる人
運営からのコメント