みんなの投票で「アルフレッド・ヒッチコック監督の映画人気ランキング」を決定!サスペンスの神様と評され、後世の名だたる映画監督たちにも、多大なる影響を与えた映画監督「アルフレッド・ヒッチコック」。列車内で孤立する男女を描いたサスペンス映画『バルカン超特急』(1938年)をはじめ、高所恐怖症の元刑事が友人の妻を尾行する『めまい』(1958年)、サスペンス映画の伝説的な作品『サイコ』(1960年)など、数多くの名作を世に送り出しました。あなたがおすすめしたい、アルフレッド・ヒッチコック監督の映画作品に投票してください。
最終更新日: 2020/11/14
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アルフレッド・ヒッチコック(1899~1980年)は、イギリス出身の映画監督。サスペンスの神様と呼ばれた偉大な映画監督ですが、意外にも処女作は『快楽の園』(1925年)というサスペンスとは無縁の恋愛映画でした。ちなみに彼がこの作品の監督を務めることになったのは、担当するはずだった映画監督が愛人と蒸発してしまったことがきっかけ。
アルフレッド・ヒッチコックが監督したサスペンス映画は、後世に影響を与えるほど名作揃い。代表作の1つ『サイコ』(1960年)は、金を持ち逃げしようとするOLが何者かに殺されて物語が進展する、サイコ・サスペンスのルーツと言われている作品です。ほかにも、列車を舞台に繰り広げられる『バルカン超特急』(1938年)や、トラウマをきっかけに高所恐怖症になった元刑事を描く『めまい』(1958年)、生物パニック『鳥』(1963年)など、高い評価を得る名作映画をいくつも手掛けました。
このランキングでは、「アルフレッド・ヒッチコックが監督として携わった全映画作品」に投票可能です。
ランキングの順位は、気軽に参加可能な3つのボタンによる投票と、自分の順位を決めて公開・投票するマイランキングの合計ポイントで決定します。マイランキングの方がポイントは高く、順位に及ぼす影響は大きくなります。
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1位サイコ(1960)
2位鳥(1963年)
3位裏窓(1954年)
4位めまい(1958年)
5位北北西に進路を取れ
1位サイコ(1960)
2位鳥(1963年)
3位裏窓(1954年)
4位めまい(1958年)
5位北北西に進路を取れ
条件による絞り込み:なし
動物パニック映画の元祖!
ロッド・テイラー、ジェシカ・タンディ、スザンヌ・プレシェット、ティッピ・ヘドレン出演。鳥が襲ってくるというあまりにもシンプルすぎて、普通に考えるとバカバカしすぎる設定。殺人者ならわかるのに鳥なんてどうやっても怖くならないはず。なのに不思議と不気味に思えてくるという見事なヒッチコックの手腕に脱帽。天才は鳥でもサスペンスを作れるのです。
編集と音響効果の素晴らしさ
この作品での編集技術は圧巻です。ジャングルジムいるカラスがどんどん増えていくシーン、ガソリンスタンドの爆発シーンなどは、主人公の女性教師の表情との交互に映像を流す事で徐々に緊張度を増してくので、見ている観客はまるでフリーフォールに乗っているかのような「この角度で落とされるのだ、と分かっているけど勝手に登らされている感覚」になります。アナログな時代でスピード感を引き出すには時間編集の巧みさなしには語れないと思います。それと「ギュアー」というような鳥の叫び声。おそらく自然界の鳥の声以外にも別の音も重ねて出しているのであろうと思いますが、あの声一つとっても恐ろしく、しばらく耳から離れないぐらい、作り込んだ音なのに自然で威嚇した鳥の恐ろしさを感じさせる、素晴らしい技術だと思います。
鳥が人間を襲う非現実的な恐怖
子供の頃にこの映画を見て衝撃を覚えました。鳥が人間を襲うと言う設定が非日常すぎて、とても怖かった記憶があります。現実に、その辺にいるカラスがとても怖くなり近づかなくなった程、影響されました。理由を描かない事がこんなに怖いんだと思いました。
トラウマ物の映画!
こちらも後世に多大な影響をあたえた作品ですね。動物パニック系映画の元祖とでもいいましょうか。鳥一匹当たりは大したことなくとも、大量に襲ってくるとなれば恐怖でしかありません。特にカラスの大群が襲ってくるシーンはトリハダものでした。
身近にあるものの恐怖
初めて見たのは中学生時代のことでしたが、「鳥なんて怖くないじゃん」と思いながら見たのですが大群で押し寄せる鳥の禍々しく執拗に人を襲うシーンに戦慄しました。身近にある恐怖を掻き立てる大変優れた手法だと思っています。
歴史に残るパニック映画!
パニック映画がたまりません。まさかの鳥が人々を襲ってくる、最初は母や子が街に住んでいる穏やかな部分など描かれています。鳥が集団で人間を襲ってくる、理由はわかりません。しかし、何度も観たくなる引き込まれる映画です。
監督の深い比喩が素晴らしい
昔に何度も見た映画ですが、いまだに味わい深い。鳥がまさかの行動をとるのが印象的で、我々人間の自然への感謝を忘れて自分勝手な事をしている事を考えさせられた。さらに、監督の皮肉や深い比喩も感じられて素晴らしい。
他人を覗きたいという欲求
ジェームズ・ステュアート、グレース・ケリー出演。ニューヨークのとあるアパートを舞台にしたサスペンスでかなり設定が凝っています。こういう捻った最小限のサスペンスが好みな人はドハマりします。なんとなく他人のプライベートを覗きたいという感情は今のSNS時代にも当てはまるもので、ヒッチコックはそういう普遍性を見抜いていたのかもしれません。
限られた視点のみで事件を解く緊迫感
物語の面白さもさることながら、カメラワークが素晴らしいです。物語は足を怪我して車いす生活をしているカメラマンが、ある日自室の裏窓から近所の情景をカメラで覗いていると、何やら事件のような出来事を目撃してしまいす。それが殺人事件だと確信したカメラマンは、自室にいながら犯人像を割り出していきます。通常映画というと、カメラを様々な場所に移動かもしくは設置して撮影しますが、この作品は物語の特徴から全編を自室で撮影しており、無駄な動きをせずに視点を絞った事で緊迫感に溢れています。観客は犯人が車いすで動けない主人公に近づいていると気が付きながらも、撮影カメラの視点の狭さによって目線が固定され、動けない感覚に襲われます。ロバート・バークス撮影監督のカメラワークは後の映画に多大な影響を与えていますが、この作品も本当に素晴らしい仕事をしています。
自分の部屋から動けない主人公
足にギプスをして部屋を出られない男を主人公にしたことによってサスペンスを盛り上げた工夫。夏とはいえ、向かいのアパートの住人たちが主人公の男に対して窓とプライバシーを全開にしています。映画観客にも似た立場の主人公です。
刑事ドラマでもこのネタがなんと多いことか
裏窓はものすごい影響力がありますね。ストーリーとしては窓から向かいのアポートを眺めていたら、妙な現場をみてしまいます。そこからもしかして重大事件が?と調査するんですけど、これがなかなか怖かった。そしてこのネタは今でも刑事ドラマでもよくつかわれています。面白いだけでなく影響力もすごい作品です。
シーンが一切変わらないのに緊張感がある
骨折した主人公が部屋の窓からアパートの住人たちを観察するという実際にありそうな設定で、舞台は一切変わらないのに最初から最後までずっとハラハラドキドキ感があって面白い。
めまいがするヒッチコックの才能
ジェームズ・ステュアート、キム・ノヴァク出演。主人公の刑事は、犯人を追う途中に同僚を死なせてしまったショックで高所恐怖症によるめまいに襲われるようになり、健康不安定を理由に警察を辞めてしまうが…。まさにヒッチコック流のサスペンス&ミステリアスな演出で観客の方がめまいを起こしそうになる。女優が毎回酷い目に遭うのは可哀想だけど…。
撮影技術と螺旋階段の使用で、人間の「肉眼」と「心の目」が引き起こす「錯覚」を表象した名作
螺旋階段は映画でもよく使われる表象の一つだと思います。人物が悩んでいたり、迷っていたり、あるいは何かを追っているけどなかなか追いつけないなどを表象する際に使用される事が多いです。『トライアル 審判』などでも見られます。ドリーズームショットという手法で撮影されたのですが、高い所に立って下を見た時の、あのくらくらした感覚を高所恐怖症の主人公と共に観客も味わうことになり、彼の不安が観客にも乗り移ったかのように不安にさせられます。また螺旋の下に広がる不気味な闇に、主人公は吸い込まれそうになりながら懸命に戦い、ヒロインは光からその闇に吸い込まれていく構造が印象的です。最後ヒロインは暗闇から表れたシスターを何か恐ろしい物かのように驚いてしまいます。シスターは恐ろしくないのに、まるで「めまいで錯覚したかのよう」に彼女は暗闇に消えてしまいます。ドリーズームで人間の心の目の錯覚まで描いた名作です。
米大陸を移動しながら綴られるダイナミックなストーリー
東西冷戦下におけるスパイの捜索と追跡がアメリカ大陸をまたにかけて移動しながら綴られるという、非常にダイナミックなストーリー展開が最高です。とにかく楽しめます。
ヒッチコック入門編。
謎の人物に間違えられた男が、謎の組織に追われ、殺人容疑をかけられてしまう男が奮闘する一大アクションエンタテインメント!
すんなり入ってくる設定から畳みかけるようにストーリーが進み、グイグイ引き込まれていく。
アクションもユーモアも織り交ぜた一級品のエンタメ映画です。
見所は飛行機に追われるシーン。
無音なのに編集と効果音だけでここまでヒヤヒヤさせられるとは!
列車サスペンスの元祖
今もある列車サスペンスの先駆けではないかと思います。この作品では忽然と貴婦人が姿を消すという場面がとても気にいっています。現在放送されている日本の列車サスペンスも好きでよく見ていますが、この映画は猛スピードで走る列車の密室で起こる展開がスリリングで見ていて飽きません。
おばちゃんはどこに?
婚約者の元へ向かう女性。
列車内で出会ったおばちゃんが突如行方不明に。
皆に聞いて回るも誰も知らない。
そもそも存在していない。
あの人は夢か幻か?
いや、確かに実在した!
茶化しながらも謎ときに協力する男とのロマンスやユーモアを絡めながら、おばちゃんの行方を捜す男女を描いたサスペンス映画。
密室の車内、消えたおばちゃん、巧妙な罠、迫りくるスパイ、機密情報。
これらのミステリー要素に、ロマンスと活劇アクション、やがて訪れる万々歳なラスト!
一級品のエンタメ映画です。
(謎に関してはフライトプランとかがパクってたねw)
名前のないヒロインを応援
突然貴族の後添えになってしまった、 ジョーン・フォンテイン演じる女の子の名を最後まで誰も知ることのない映画。ただ「わたし」でしかない彼女が大きなお屋敷の中で死んだ先妻「レベッカ」からかかる重圧と戦うのを見て、いっしょに一喜一憂します。レベッカの崇拝者である家政婦長ダンバース夫人を演じるジュディス・アンダーソンが怖くて、彼女が他の映画で多少女性的弱さをさらす役を演じているのを見るとやや当惑してしまうほど。
ハラハラドキドキ
重要機密を聞いてしまい事件に巻き込まれて追われるという王道のサスペンス。この映画の有名シーンは、やはり劇場での首相暗殺のシーン。暗殺の合図であるオーケストラのシンバルが鳴る瞬間までの数分間は手に汗をにぎる。
ケセラセラ〜
訪れた街の人混みで殺された男から託された重要機密。
そのせいで息子が誘拐され、両親は息子探しに奔走する。
途中で無駄足を踏む辺りも素人ならではなのか、全体的に緩急のある娯楽ミステリー。
ドリスデイが歌うケセラセラがこの一連の事件に決定的な繋ぎを見せると共に、これまでの緊張をほぐすかのような安らぎを与えてくれ、見終わった後はちょっと優しい気持ちになれます。
命がけで作られたスリラー
開戦前夜を舞台に、老政治家を訪ねた特派員がやがて巨大な影を追うスリラー。
反ナチのプロバガンダ映画などと呼ばれているが、それもそのはず、開戦中に製作したというから驚き。
それ以上に映画的演出が随所で効果的に施されているのも見どころ。
老政治家が暗殺されるシーンや、風車の向きの違いに気づく主人公、そしてクライマックスの飛行機墜落シーン!
当時の技術で一体どうやって撮影したのか、それ以上にどうしてここまで面白く見せてくれるのか!
「サイコ」や「裏窓」などの名作の影に隠れてしまいがちですが、今見てもめっちゃ面白いんで是非!
さすがのヒッチコック
ロンドンが舞台になっていて連続レイプネクタイ殺人のストーリーです。結末はどうなってしまうのかとドキドキ感がとてもあり、緊張感があるからです。生々しい絞殺シーンなどやはり流石ヒッチコックで演出が素晴らしいです。
恐らく初めて見た映画
当時のことで何十年も前の作品なのであまり覚えていませんが、結構リアルな描写多く、そして不倫を理由に殺害計画をたてる映画。若く綺麗な妻だったマーゴが不倫をするわけですが、幼いながらもその美貌からそれがあまりいけないことと思わなかった印象。
ただのロープ、されどロープ
ジェームズ・スチュワート、ジョン・ドール、ファーリー・グレンジャー出演。摩天楼を見渡せるアパートの一室で行われる人間模様。観客だけはわかっているので、バレるのかバレないのかという恐怖だけがずっと続く。この見せ方で映画丸ごとを引っ張っていけるのは本当に凄いです。終始ハラハラするばかりで、映画鑑賞後はなんだかドッと疲れます。
無謀な大学生
完全犯罪を成立させるために死体を部屋に隠してパーティを催す大学生2人。
自信満々の男に対して、相方は冷や汗MAX。
対照的な2人の行動や言動に教授の目が光る。
全編ワンカット風に撮影した本作は、当時のフィルムの限界や、上映時間と同じ時間進行であることを緻密に計算して製作されている点で、既に素晴らしい。
その上、犯人2人と犯罪を暴くジェームズスチュワートのキャラ立ちや、気づかれないようにギリギリのスリルを味わう2人に対し、教授がどこで彼らに真相を突き付けるかの駆け引きの積み立て方がスリル満点です。
リアルな描写
ヒッチコック監督の50本記念作品で東西冷戦時代の「リアル」なスパイ映画なのですが、ハラハラドキドキがとまりません。あまりにリアルで、目を背けたくなるほどの描写が多いのですが、臨場感あり見応えのある映画です。
ヒッチコックお得意の巻き込まれ型サスペンス
ホールでの騒動に出会した男。
たまたま共に逃げた女が部屋で殺されていたせいで自分に容疑がかかる。
遺した地図を手掛かりに、黒幕と陰謀を暴く。
道中で巻き添えを喰らった女性との掛け合いや、無関係な主人公が巨大な陰謀に巻き込まれる内容、冒頭に帰結する流れなど、その後ヒッチコック映画の骨格が見て取れる。
知らない人に声をかけられた
列車で同席した男から交換殺人を持ちかけられたテニスプレイヤーが、その男に付き纏われ脅されていく作品。
何気ないショットにドキっとさせられる映像技術のせいで、簡単に振り払えそうな話なのに、そうはいかない雰囲気にさせられる。
「サイコ」のノーマンベイツよりサイコパス野郎な男の執拗な迫り方とぶっ飛んだ発想がジワジワと観る人を怖がらせます。
2大スターにメロメロ
新しく赴任した医師に向けられた疑惑と、謎の癖の真相を明かすため、女性医師が愛を賭けて追求するロマンティックスリラー。
イングリッドバードマンとグレゴリーベックの2大スターが競演した作品は、バードマンの美貌とベックのカッコ良さだけでも観る価値あり。
また男性医師にかけられた疑惑が最後の最後までわからない辺りや、潔白を信じ切る女性医師に降りかかる危険など、常にドキドキ。
ダリによる幻想シーンもインパクト大。
シャワーを怖いものに変えた
アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー出演。シャワー中に刃物で襲われるシーンはおそらく当時は相当に怖かったと思われますが、今でもすっかり恐怖のイメージの象徴になっているくらい、この映画のインパクトは大きかったです。最終的なオチは言えませんが、そこを含めての映画全体の持続的なスリルがとても洗練されており、今でも納得のスリラーのお手本です。
映画ブログ『シネマンドレイク』管理人
映像のみせ方が素晴らしいです
殺人シーンにおいても、めった刺しなのに、直接的な演出がないのが素晴らし。カーテンに血飛沫が飛び、表現されていたり。
ほかにも、車の運転シーンも当時の合成を駆使して流れる背景は、今では見られない演出として貴重。
時代背景に深く追求がないみせ方なので、2000年代の今見ても古臭くなく、没入感を与えてくれる。
言わずと知れた名作
金を持ち逃げした女が止まったモーテルで起きる悲劇。
もはや本作を見てない人でもシャワーでのシーンはご存知でしょうし、全てのサスペンスのルーツとも言える傑作。
何も言いませんので、黙って観て!
映画ブロガー
この映画を知らずしてサイコサスペンスは語れない
サイコパスや異常心理学なんて言葉がありますけど、それもこれもサイコと映画があったからこそですね。シャワーシーンでの襲い方とか本当に恐ろしい。見たのは私が子供の頃なので詳しい内容までは覚えていませんけど、子供心に凄く怖かったという事は覚えています。
印象的
アルフレッド・ヒッチコック監督の映画で一番最初に観たのが「サイコ」でした。
まだ白黒の時代。サイコホラーの独特な雰囲気もよかったです。人間の抱える幻想や欲望といったものが引き金になり、
何をしでかすのかわからない怖さがよく描かれています。
華麗な映画技術を堪能できます。
中盤からラストまでの畳みかけるような展開に手に汗を握ります。初見の時、犯人の正体が判明する場面では、声を上げてしまい、思わず「最高」と言ってしまいました。
クラシックホラーの王道!
小さい頃に父親が家で見ていたのを一緒に見て、トラウマにはならなかったものの、独特の雰囲気を持つシーンに衝撃を受けた。