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永い言い訳(映画)に関するランキングと感想・評価

永い言い訳(映画)

引用元: Amazon

最高評価

77.8

(15人の評価)

西川美和監督の映画ランキング」で最も高い評価を得ています。

永い言い訳(映画)の詳細情報

参考価格3,000円(税込)

西川美和監督が自らの小説を本木雅弘主演で映画化。人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、突然の事故で妻を失ってしまう。しかし夫婦に愛情はなく、幸夫は悲しむことができずにいた。そんなある日、彼は同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族と出会う。 (引用元: Amazon)

感想・評価

全 5 件を表示

人間の感情の底を掻き出したような作品

雰囲気としては太宰治の「人間失格」のような雰囲気があり、とても儚さと切なさを感じさせてくれる作品だと思いました。
正確に言うと「人間失格」の主人公が子供を持ったらこうなるのではないか、と言った感じでしょうか。
妻を事故で失い、他人の子供と生活していくというなんとも奇っ怪なシチュエーションの作品ですが、決してありきたりなハートフルコメディーな感じではない所が好ましく思えました。
人間の汚い部分を恥ずかしげもなく喚き散らす主人公、そして心を閉ざす子供達、その泥臭い人間臭さを感じさせてくれるような部分が「人間失格」と共通しているように感じ、個人的には私のとても好きな作品ですね。

soso

sosoさん(男性・30代)

1位(100点)の評価

本木雅弘さんの演技が良かったです

主演の本木雅弘さんは妻の死を悲しまない男性の役で、イケメンですが中身は全くダメ人間。逆に、深津絵里さんが演じた妻はクールな美しさがあり、出番が少ないもののしっかりした人間という印象を受けました。亡くなった原因は事故死でしたが悲しまないため愛情は冷めきっているようで、生きがいを感じないような気がします。この作品は人が死んでも日常は淡々と進み、まさに人生はたらればの連続であることを思わせてくれました。

橿原

橿原さん(男性・40代)

1位(100点)の評価

愛の表しかた

側にいながらも、その存在の大きさに気づけなかった。愛する妻を失い、その虚無感に襲われる幸夫は、泣けない自分を誰よりも驚いていたのかもしれません。ですが、それこそリアルな描写だった気がします。
愛する人を失ったとは信じたくない。それこそ、その人を愛していたという、表現方法だったように感じました。

瑞季

瑞季さん(女性・40代)

5位(70点)の評価

自分のことしか考えてない幼すぎる主人公

キャスティングが実に素晴らしいです。たぶんであろう真逆の性格を演じ切れる本木雅弘、竹原ピストルは特に好演でした。死んだ妻のメール文に「もう愛してない。ひとかけらも」というのがありますが、冷静に見るとこの文章はかなり胸に刺さりますよね。ただこのメールは夫が妻への気持ちを代弁するとしたらこういう文になるのかも、と思ったら妙に納得してしまいました。それを自分に重ねたときに似てるかもと感じ取った時、ゾッとするものがありました。それと子役の女の子の心情の変化がとてもうまかったです。

🍁メリー🍁

🍁メリー🍁さん(女性・50代)

1位(100点)の評価

安心感

堀内敬子さんの絶対的な安心感はやはり唯一無二に近いものがあるなと気がついて、演技も含めて改めて好きな女優さんだと思いました。

ゆゆゆな

ゆゆゆなさん(女性・20代)

1位(100点)の評価

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