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憧れが招いたアイドルの悲劇

主人公の突き抜けたアイドルへの憧れが周りを巻き込んでいくストーリーが面白かったです。作画も綺麗で見やすく、最後まで楽しく視聴する事が出来ました。
特に印象に残ったキャラは大河くるみというキャラクターです。彼女は美少女ですが内気で目立つことを嫌う性格で、ロボット研究所に所属しロボコン優勝を目指していました。そんな彼女の容姿にアイドルグループを組むのにうってつけだと目を付けた主人公に声をかけられます。最初は拒否しましたが、ロボットが好きだと嘘をついて近づいた主人公と友達になりました。最初は仲良く遊びに行ったりボランティアをしたりと友好を温めていくのですが、テレビ番組のワンコーナーを貰い人気が出始めたあたりから雲行きがおかしくなっていきます。アイドルとしてデビューし、人気が上がっていくたびにだんだん追い詰められて暗くなっていく彼女を見るのは胸が詰まるようでした。最終的に、彼女はストレスで壊れてしまいます。
主人公の東ゆうはアイドルになるのが夢ですが、単独ではオーディションに合格しなかった為、そこから自分も所属するアイドルグループを作るためにまず友人を作り、その友人たちを巻き込んで計画を行動に移していくのですが、そういった事情は一切友人たちには話しませんでした。アイドルになりたい主人公とアイドルになりたくなかったくるみのすれ違いは解消されないまま、とうとう爆発してしまい、グループは解散してしまいましたが、くるみの結末は主人公の憧れの犠牲になったという印象を受けました。