時をかける少女(アニメ)の詳細情報
あらすじ・スト-リー | 東京の下町に暮らす高校2年生・紺野真琴は、とある事故をきっかけに、時間を跳躍する能力『タイムリープ』を取得する。タイムリープを使って自らの意思で過去へ遡ることができるようになった真琴は、抜き打ちテストでよい成績を収めたり、自らの失敗を他人になすりつけたりと、自らの欲望を満たすために能力を乱用しだし......。 |
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制作年 | 2006年 |
上映時間 | 98分 |
原作 | 筒井康隆 |
キャラクターデザイン | 貞本義行 |
監督 | 細田守 |
プロデューサー | 渡邊隆史、齋藤優一郎 |
脚本 | 奥寺佐渡子 |
メインキャスト | 仲里依紗(紺野真琴)、石田卓也(間宮千昭)、板倉光隆(津田功介)、原沙知絵(芳山和子)、谷村美月(藤谷果穂)、垣内彩未(早川友梨)、関戸優希(紺野美雪)ほか |
作画監督 | 青山浩行、久保田誓、石浜真史 |
音楽 | 吉田潔 |
美術監督 | 山本二三 |
主題歌・挿入歌 | ガーネット / 奥華子 |
制作会社 | マッドハウス |
公式サイト | https://promo.kadokawa.co.jp/tokikake/ |
参考価格 | 3,800円(税込) |
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何度もみたい!
細田守監督作品を代表する名作の1つ。細田守監督による原作を大胆に設定変更を行ったり、複雑に絡み合う伏線が多く、この映画の虜になります。映画公開から10年以上が経っても繰り返し観たくなる名作です。一度しかない今に対してどう向き合うのか、どのような決断を下すのか。そんなことを考えさせられます。そして、一番気になるのはラストシーンだと思います。残した言葉の意味や登場人物たちがどのような決断を下し、前に進んで行くのか。映画の中では断言されてはいません。だからこそ、観客たちが自由に想像し未来を作ることができるということがこの作品の魅力であると感じます。そして、見る時期や年齢によっても感想が変わる映画だからこそ何度も見たくなり虜になるのだと思います。
名作
何度も何度も繰り返して、違う選択肢を選んでもなかなか上手くいかなくて奮闘する真琴に少しもどかしくなったり、応援したくなる。タイムリープなんてしなければ3人でいられたのかな、と思ったけど、タイムリープしなければあの踏切事故で真琴は死んでて何が正解なのかは考えてもわからない。また、タイムリープするごとに魔女おばさんの言葉も変わって、真琴もだんだん自分の気持ちに気付いていくけど気付いてからじゃもう遅くて。黒板に書いてある"Time waits for no one"という言葉は本当にその通りだな、と。そして、千昭の"未来で待ってる"という言葉は千昭なりの精一杯の告白なのかな、と。最後のシーンは何度見ても感動する。
奥華子さんのテーマ曲を聴くたび泣ける
「時かけ」は70年代の原作小説を元に何度も映像化された作品ですが、これほど瑞々しい感性での映像化は見事の一言。
ジジイの私は原作小説からNHKのTVドラマ、原田知世主演の映画版など歴代作品を全部見て来たけれど、このアニメ版が最高至上の映像化と言い切れる。
思い切った原作改変がなされているが、切なくて言葉に出来ない十代のなんとも言えない焦燥感を美しい色彩感覚で完璧に描き切っていて、軽々と原作を飛び越して彼方に置き去りにしてみせた素晴らしい映像化。
原作をないがしろにするような改変は好きではないが、この原作改変〔と言うか再解釈〕は実に素晴らしい。
この作品から細田監督の快進撃が始まったわけだが、未だにこれが細田監督の最高傑作なんじゃないかと思っています。
そして、奥華子さんの奏でる魂のこもったエンディングテーマ曲「ガーネット」が、それに輪をかけて情感をくすぐります。
泣けるアニソン歴代ナンバーワン。
思わずウン十年前の十代の頃を思い出させてくれる、光り輝く儚い閃き。
もあ & SULBY-GPさんの評価
元祖タイムリープ作品といえば
アニメ映画の「学園青春ラブストーリー」の傑作といえば‘時かけ’!現代のタイムリープブームの先駆けとなったような作品。青春時代のモラトリアム期における状況や会話などの描写が卓越しています。「Time waits for no one」が重くのしかかってきます。ネタバレになるので避けますが、最後がすごい切ない。
ロリBBA
びくとりあさん(女性)
3位(70点)の評価