1分でわかる「ノイタミナアニメ」
ノイタミナの名称の由来
名作品揃いの深夜アニメ枠・ノイタミナ。アニメの常識を覆したい!すべての人にアニメを見てもらいたい!という熱い想いから、「Animation(アニメーション)」を逆からローマ字読みし、ノイタミナという名称になりました。
ハチクロ・あの花など……名作揃いのノイタミナアニメ
記念すべきノイタミナ第1作目は、ハチクロこと『ハチミツとクローバー』(2005年)。美術大学生たちのピュアで切ない恋愛物語がに話題になりました。翌年には蒼井優・櫻井翔・伊勢谷友介など、豪華キャストで実写映画化されています。その後も、感動の友情物語・あの花こと『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2011年)や、高校卓球界を舞台にした『ピンポン』(2014年)、名作野球小説をアニメ化した『バッテリー』(2016年)といった人気アニメが続々とオンエアされています。



















































管理社会の深淵へ。ノイタミナSFの金字塔
『PSYCHO-PASS サイコパス』は、人間の心理状態を数値化し管理する「シビュラシステム」が社会の根幹となった近未来日本を描く、SFサイコサスペンスです。公安局刑事課の新任監視官・常守朱は、犯罪を未然に防ぐ完璧なはずのシステムの下で任務に就きますが、その運用実態と自身の倫理観との間に葛藤を抱き始めます。
朱を導き、時に反発するのが、元エリート監視官でありながら潜在犯となった執行官・狡噛慎也です。彼の存在は、システムだけでは測れない「正義」のあり方を朱に示唆します。そして、彼らの前に立ちはだかるのが、いかなる凶行に及んでも犯罪係数が上昇しない「免罪体質者」槙島聖護。彼の存在はシビュラシステムの絶対的な矛盾を突きつけ、朱に究極の選択を迫ります。システムに従うのか、己の信じる正義を貫くのか。狡噛と槙島の思想的な対立を通して、朱が苦悩しながらも成長していく姿から目が離せなくなるでしょう。
Production I.Gが描く緻密な未来都市やスタイリッシュなアクションは、この硬質な世界観を際立たせています。倫理的に重く、時にグロテスクな描写も含まれるため観る人を選びますが、管理社会における人間の尊厳や自由意志といった普遍的なテーマを鋭く問いかける本作は、まさしく大人のための傑作SFアニメとして高く評価されています。
▼こんな人におすすめ
・緻密な近未来SF・ディストピア世界観が好きな人
・本格的な刑事モノ・サイコサスペンスを味わいたい人
運営からのコメント