俳優・大杉漣の軌跡:“300の顔を持つ男”が示した多様な演技
大杉漣は、1951年9月27日生まれ、徳島県出身の俳優です。1970年代から劇団活動を開始し、1980年に新東宝映画で俳優デビューを果たしました。その後は積極的なピンク映画への出演や転形劇場での活動を通じて、その演技力を磨き、長きにわたる下積み時代を過ごしました。
俳優としての転機を迎えたのは、北野武監督による映画『ソナチネ』です。それまで数々のVシネマに出演してきた経験と、長年培われた高い演技力が評価され、映画界で演技派俳優としての地位を確立しました。以降、映画のみならず、ナレーション、大河ドラマ、2時間ドラマ、さらにはバラエティ番組まで活躍の幅を広げ、“名脇役”の代表格として精力的に活動しました。その演技の多様性から、“300の顔を持つ男”という異名を持ち、見る者に強い印象を残し続けました。
権力のある嫌な役をやることはあまりないので貴重
やくざなど悪役をすることは多い俳優さんですが、権力のある嫌な奴的な役はあまり多くないので貴重なのではないでしょうか。警視庁という組織内で力関係を保ち、互いにけん制しながら虎視眈々と上の座を狙うという、普段なかなか見れない嫌な感じの役が見どころです。ドラマ自体も長年続いているシリーズで、飽きるかとおもいきや毎回趣向が凝らされていて楽しめます。
kykさん
3位(90点)の評価
嫌味な役柄が素敵
警視庁という組織内で、見事に嫌味な役柄を演じています。アクが強いキャラクターですが、何だか愛着が出てきます。悪い役柄ですが、知的で無感情なところも良かったです。大杉漣さんと杉下右京との本格的な対決が見れなかったのが心残りです。
サイタマさん
3位(75点)の評価