夜行観覧車の詳細情報
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| 放送局 | TBS |
| 原作 | 湊かなえ「夜行観覧車」 |
| 脚本 | 奥寺佐渡子、清水友佳子 |
| メインキャスト | 鈴木京香（遠藤真弓）、石田ゆり子（高橋淳子）、宮迫博之（遠藤啓介）、安田章大（高橋良幸）、杉咲花（遠藤彩花）ほか |
| 主題歌・挿入歌 | VOICE / AI |
| 公式サイト | http://www.tbs.co.jp/yakoukanransya/ |
| 参考価格 | 16,500円(税込) |
『夜行観覧車』（やこうかんらんしゃ）は、湊かなえによる日本の小説。『小説推理』に2009年8月号から2010年3月号まで連載された後、2010年6月に双葉社から単行本が刊行され、2013年1月に文庫化された。2013年にテレビドラマ化・漫画化されている。2013年1月18日から3月22日まで毎週金曜日22:00 - 22:54に、TBS系の「金曜ドラマ」枠で放送された。主演は鈴木京香。(引用元: Wikipedia)
感想・評価
全 22 件中 1 〜 20 件を表示
出演者の演技力が神
幸せなごく普通の家族だったのに、引越しや中学受験の失敗を機に崩壊していく遠藤家。お金持ちで何不自由なく幸せそうな家庭に見えてたけど、殺人事件が起きてしまった高橋家。リアルな家族模様、家庭内の事が鮮明に映し出されていてここまで現実感のあるドラマは初めて観た。出演者皆演技がうますぎてよりのめり込める。特に彩花を演じた杉咲花の親に対する態度や荒れる様は同世代ながらに恐怖を感じたし、それと同時にあんなにさらけ出せるのも羨ましいと思いながら観ていた。ストーリー展開も良く、1話1話があっという間に終わってしまうドラマ。
かなえちょうだいさんの評価
後味の悪さが最上級
数ある湊かなえさんの小説の中でも、夜行観覧車は後味の悪さが最上級の一作です。
いかにも幸せいっぱいの高級住宅地に住むお金持ちの奥さんを石田ゆり子が上品にしかも寂しげに演じていて、そしてその住宅地になんとしてもしがみつきたい必死な庶民主婦を演じる鈴木京香の演技が絶妙です。そこの娘を演じる杉咲花の演技がまた上手なので、彼女の葛藤がリアルに視聴者にも伝わってきます。
色々と考えさせられるストーリー展開を豪華なキャストが演じているので、後味が悪いのがわかっていながらも、何度も見てしまいたくなる作品です。
雪の日好き猫さんの評価
あこがれの高級住宅地で起こったある事件が住人の真実を導き出していく！
主人公が、高級住宅街で起こったある事件をきっかけに夫の隠し事、近所の幸せそうに見える住民や住宅地のボス的存在の苦悩があぶり出されていく。幸せそうに見えて、実は苦しい思いを抱えている石田ゆり子の演技も見ていてとても切なく、女性の強さや切なさ、意地のようなものも感じられた。
宮迫博之演じる夫もボス的存在の夏木マリも見ていて怪しいので、全てのシーンが見逃せない。
走れメロンさんの評価
見始めたらとまらない！家族とは？を考えさせられる作品です。
湊かなえさんが好きで見始めた作品なのですが、家族とはなんだろうと考えさせられる作品です。
高級住宅街に引っ越してきた主人公家族は反抗期の娘がいて家庭崩壊、それに反して隣の家族は裕福で家族仲も良くいつ見ても幸せそうで羨ましい。
そんな中、隣の家族で殺人事件が起きて・・・という話なのですが、家族って本当に家の中のことなので自分の家族のことしかわからなくて他の家族のことは良い面しか見れないんですよね。
でも、家族でも、見せられない弱い部分や、言いにくいことがあって隠し事もあって家族の間でもすべてを理解できているわけではない。
それは現実社会でも一緒だと思います。
この作品を見て、自分のことのように共感しつつ、犯人は誰なんだろうとずっと考えさせられました。
また、家族の大切さ、縁の切れなさも実感しました。血が全てではないけれど、やっぱり家族は大切な存在です。
見始めたら一気に見てしまったくらい好きな作品でした。
食生活vlogさんの評価
人間の怖さが明らかとなる作品
引っ越してきて幸せいっぱいなはずだった家族が周りで起きる次々の事件に巻き込まれていくお話。幸せだったのがうってかわって人間の怖い本性が明らかになっていくミステリアスなお話である。外面では仲良くしていても、中身では恨んでいたり憎んでいたりという人間の本心的な部分がよく表されている作品だと思う。それゆえに次どのようになっていくのか、怖さと面白さを兼ね備えていると思う。
ぜろりんさんの評価
救いようのない重く苦しい世界観が癖になる
原作本もドラマも見た。湊かなえの作品はやはり重く苦しい。だがその世界観が堪らない。救いようのない何とも言えない後味がさすがと言える。
夜行観覧車のストーリーは高級住宅街に越してきた平凡なごく普通の家族が、さまざまな出来事を経て徐々に崩れていく様子が描かれている。ドラマで娘役杉咲花の演技は本当に素晴らしかった。見ていない人は一度みてみることをおすすめする。
とらおʕ•ᴥ•ʔさんの評価
人の心の中の嫉妬心を見事にあぶり出している。
高級住宅街に住む人々の虚栄心や妬みを見事に演じた夏木マリの怪演が印象的だ。
そこに起こる殺人事件を通して危ういバランスで成り立っていた家族の崩壊が痛々しく現在の日本の問題を感じられた。
ぐっぱさんの評価
殺人事件よりも衝撃的な娘の家庭内暴力
私がこのドラマを推す理由は、主人公の主婦の娘役の杉咲花さんの母に対する家庭内暴力をする時の鬼気せまる演技！
実は彼女自身いじめを受けていて…という原因もあり、最後は一応解決するのもまたよかった。が、推理ものとしては犯人がわかりやすすぎ。
ドラマ専さんの評価
一つの家庭が崩壊していく姿を繊細に見せている
このドラマを見ていると、幸せだった家庭が一つの歯車が狂うとあっという間に崩壊してしまう事が良く分かった。
そして過去と現在の時間を上手く使っている湊かなえ作品の面白さが出ていたところが好き。
らはらはさんの評価
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家族愛
湊かなえさんのドラマということを知らずに見始めましたが、期待を裏切るほど面白く毎回、金曜日が楽しみになるほどハマってしまいました。登場人物それぞれが周りにはわからない問題や闇を抱えながら生活しており、その様子を非常に細かに描写されておりリアルなご近所さんを見ているような感覚に陥ってしまいました。
家族はどんなことがあっても家族だと聞くと、どことなくきれいごとのように感じてしまいますが、このドラマの家族はそれぞれがお互いを受け入れていこうとする姿に共感が持てました。
グリーンラインさん(男性・30代)
3位(90点)の評価