野火(2014年)の詳細情報
制作年 | 2014年 |
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上映時間 | 87分 |
原作 | 大岡昇平『野火』 |
監督 | 塚本晋也 |
脚本 | 塚本晋也 |
メインキャスト | 塚本晋也(田村一等兵)、リリー・フランキー(安田)、中村達也(伍長)、森優作(永松)ほか |
制作 | 塚本晋也 |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | http://nobi-movie.com/ |
参考価格 | 2,000円(税込) |
2015年7月25日に公開された日本映画。監督・脚本・製作などに加え主演する塚本晋也は、構想に20年を費やした。製作には出資者が集まらず、自主製作映画としての公開ながら、2014年7月開催の第71回ヴェネツィア国際映画祭メインコンペティション部門に正式出品。第15回東京フィルメックスのオープニング作品として上演。第23回レインダンス映画祭出品作品。 (引用元: Wikipedia)
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感想・評価
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戦争映画ランキングでの感想・評価
鬼才・塚本晋也が訴える戦争の恐ろしさ、ぜひ劇場で!
大岡昇平の小説を鬼才・塚本晋也が実写化した戦争映画。第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島を舞台に、1人の日本軍兵士の姿を塚本監督が演じます。監督と主演のほかに、製作、撮影、編集なども自ら担当した本作からは、塚本監督の戦争への並々ならぬ思いが伝わって来ます。
レイテ島で出会う日本兵は、リリー・フランキー、BLANKEY JET CITYの元メンバーである中村達也、オーディションで選ばれた新星・森優作が熱演。「今、この映画を撮らなければならない」という使命感のもと、戦争が生み出す逃げ場のない惨状。かつて平和だった日本で平凡に生きてきた1人の人間が、或る日突然恐ろしい戦場に放り出されここまでの体験をせざるを得なくなるという恐怖を、映画を通して体感させられる作品です。
本作は、様々な劇場で毎年上映されているので、もしも機会があればぜひ真っ暗な劇場で、爆音にさらされながら観て欲しいです。
映画ライター・コラムニスト
森田 まほさん (女性・40代)
5位(75点)の評価