ランキングの前に…1分でわかる「黒澤明」
初めて国民栄誉を受賞した監督「黒澤明」
妥協を許さない演出や、ダイナミックな映像表現で有名な映画監督「黒澤明」。1952年公開の『生きる』をはじめ、激動の戦国時代を描いた『七人の侍』(1954年)、娯楽活劇時代劇『隠し砦の三悪人』(1958年)、戦国武将の生涯を描いた『乱』(1985年)など、合計30本もの映画を世に生み出してきました。1993年に30作目となる感動ヒューマンドラマ『まあだだよ』を公開し、その5年後に惜しまれつつ死去。亡くなった年、日本はもとより世界に影響を与えた作品を残したとして、映画監督で初めて国民栄誉賞を受賞しました!
日本だけで留まらず、「世界のクロサワ」に!
1950年公開の作品『羅生門』で、アカデミー賞やヴェネツィア国際映画祭といった名誉ある海外の映画祭で数々の賞を受賞した黒澤明。その後も多くの作品が世界中で評価され、「世界のクロサワ」と呼ばれるまでになりました。『スター・ウォーズ』で知られるジョージ・ルーカス監督や、『ゴッドファーザー』のフランシス・フォード・コッポラ監督など、ほかにも多くの有名監督たちに影響を与えたレジェンドです。
歴史を変えた名作
言わずと知れた歴史的名作ですが、アクションシーンを敢えて望遠カメラで撮影したり、複数のシナリオライターを起用してストーリー展開に広がりを持たすなど、内容だけでなくシナリオや演出の面でも斬新な手法を駆使して制作された、映画作りの手法全体を変えた大傑作です。
もへみちゃんさん
1位(100点)の評価
納得の代表作! 大迫力の立ち回りシーン
おそらく最も有名で世界的にも人気の高い作品。50年以上昔の作品なのに、現代を生きるわたしたちが見ても明快でおもしろく、まっすぐと心に響く作品です。作品終盤、立ち回りのシーンはとにかく派手でかっこよく、大迫力。
しっとりとした邦画よりも、どちらかというとハリウッド映画などの派手な洋画が好きな人におすすめです。
みやこさん
5位(75点)の評価
完璧なフォーマット
もはや世界的な名作であり、日本に限らず世界でもリメイク・オマージュされています。
個性的な主人公たちが仲間を集め、力を蓄えながら大きな悪に立ち向かうという構造を持った物語は、このフォーマットの影響を逃れられないのではないかとさえ言われます。
はいとーんさん
1位(100点)の評価