楽園追放 -Expelled From Paradise-の詳細情報
制作年 | 2014年 |
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上映時間 | 104分 |
監督 | 水島精二 |
メインキャスト | 釘宮理恵(アンジェラ・バルザック)、三木眞一郎(ディンゴ)、神谷浩史(フロンティアセッター)、林原めぐみ(クリスティン・ギラム)、高山みなみ(ヴェロニカ・クリコワ)、三石琴乃(ヒルデ・トルヴァルト)ほか |
主題歌・挿入歌 | EONIAN -イオニアン- / ELISA |
制作会社 | グラフィニカ |
公式サイト | http://rakuen-tsuiho.com/ |
参考価格 | 7,026円(税込) |
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感想・評価
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面白い映画ランキングでの感想・評価
我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
かの有名な画家・ポール・ゴーギャンはそんな題の絵画を描いた。それは人類にとって時代を超え不変であり決まった一つの解が存在しない永遠の問題を表したものである。
その問いに対し、一つの解をサイエンス・フィクションの世界で大胆に、激情的に、最高にかっこいい形で表現しアニメーション作品として昇華させたのが本作だ。
病気も老いも、死ぬことすらない。そんな“楽園"は真実か否か。確かにそこには有能か無能かでメモリの容量を定められる社会の冷酷さが眠っているというのに、楽園がそれを気づかせない。気付こうとも思わない。まるで私たちアンダーグラウンドの住人のようである。
幸せに溺れるだけが人間の在り方なのか。砂を食って大地の渇きを感じるのも素晴らしいことではないのか。
「目覚めよ人類。抗え人類。」
作品全体からそんなメッセージがずっと聞こえてくる。叫びたがっている。作品の持つ凄まじいパワーに震えが止まらなかった。
管理からの解放へ─楽園からの解放へ、私も踏み出さねばならないと強く思った。
Kekeさん(男性・10代以下)
24位(56点)の評価