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演技派の俳優がいたからこそものすごくいい作品になった。
あの加藤嘉の名演技。そして、不遇な目に遭わされて、無表情になってしまったような少年を演じた子役の春田秀和。この映画はそういう個性的な演技派に支えられて完成されている秀作です。あのピアノ演奏の中、不遇な旅を続ける父子の光景は涙なしでは見ることは出来ませんでした。
最後に男の子が若い婦警に発する言葉に胸うたれる
とんでもない境遇の中、最後に放った男の子の父親に対する愛情に涙うちます。全体的にはとにかく酷いとしかいえない内容ですが、この子役がうまい!ほんとうに子供を自然に演じています。近年の子役の演技は、こんなこと言う子供なんていないというような大人に都合のいい演技をする子役ばかり、まるで大人のような演技に違和感があります。これが本当の子供なんだという演技がすごかったですね。
大林監督の勢い。力量に拍車がかかり始めた作品。
いわゆる尾道三部作の第一作目にあたる作品です。心が入れ替わるというシチュエーションの元祖とも言えるものでしょう。コミカルであり青春でありファンタジーであり哀愁もある作品。この作品のヒットから、尾美とりのりも小林聡美も今現在でも俳優業でやっていけていように思います。
この映画で日本映画が持ちかえしたのでは?
金田一耕助ブームの火付け役とも言える映画ですが、それよりもなによりも、テレビの普及で、昭和30年代後期、大衆の目は映画からテレビに移行していたものが、この映画の大ヒットあたりから、また日本映画が持ちかえしていったような気がします。この映画は今の邦画普及の立役者じゃないのかな。
演出が実にすばらしい映画でした。
死期を知り自分の生き方を考え始める主人公。そして若い女性の言葉に初めて自分のすべきことに気付きます。その場所はレストラン。目を輝かせてレストランをあとにする主人公。奇しくも、そのレストランでは誕生会が開かれている。主人公と入れ替わるように誕生会で祝われる人がレストランに入ってくる。レストランでは一斉にハッピーバースデーの大合唱が響きます。まるで、主人公が本当に生まれ変わったかのような演出に総毛立ちました。
わざわざモノクロにした映画
1967年。昭和42年の映画です。カラー作品がもう定着していた当時としてモノクロにしたのもいろいろ理由があるのでしょう。昭和20年という昔を表現したこともその1つですが、やはり残酷なシーンがあるため、赤い血をスクリーンに流すのは憚られたものだと感じます。しかしモノクロにしてもその驚愕のシーンは凄かったですね。そして俳優陣が個性派揃いだったもの魅力の1つ黒沢年男の迫真の演技、島田正吾や藤田進、山村聡そして三船敏郎。2015年にもリメイクされていますが、とてもこの映画の出来の足元にも及ばなかったです。凄い戦争映画だったと言えるでしょう。
忠犬ハチ公は一つの例。犬こそ忠誠心の強い家族
この映画は本来の先生の家族設定とかハチ公の状況が少し違っているようです。実際はあのハチ公像建立時にはハチも立ち会っていたらしく、晩年はこの映画ほど淋しいものではなかったようですね。忠犬と言えばハチが代表的になっていますが、ほかにも知ってのとおり南極へ置き去りにされたタロジロ、しかし生きて帰れなかったほかの樺太犬をなぐさめる慰霊像が大阪堺市にはあります。盲目の主人を事故からかばって前片足を切断してしまった岐阜郡上市の忠犬サーブの像。群馬の太田には鳥居の陰に潜んでいた大蛇から武士たちを守ろうと吠え立てたため切り捨てられてしまった救命犬之像。小樽市には消防活動に一役かって、消防活動を手伝ったぶん公の像。駅で小さなご主人から離されて毎日駅でご主人を待っていたという茨城県石岡のみんなのタロー像。日本中には忠犬の像がたくさんあります。私も犬派です。今はネコが注目を浴びてますが、人間に親しみを持って忠誠を尽くす犬のほうがやっぱり好きです。
9位八つ墓村(1977年)
引用元: Amazon
金田一耕助ものでもこれほど盛大な映画はなかったでしょう。
豪華な俳優陣の数々にも驚かされ、芥川也寸志による荘厳な音楽にも圧倒されました。原作の推理物とはやや違ったオカルト的な要素も脚色挿入されてはいますが、これほど豪華な横溝映画は今をもってもまだ存在していないように思います。
キャスティングが抜群の映画ですね。
宮川一朗太のつかみ所のない中学生茂之。兄貴のどことなくフラフラ感も絶妙。ソトヅラは家庭のあるじだけど、家のことはみんな妻任せの放任パパに伊丹十三。フワフワした感覚でいるママに由紀さおり。そしてそこに入りこむ家庭教師に松田優作を配置するなんぞ、全体的な配役だけを聞いても、どんな内容になっていくのか面白さが溢れてきます。そして期待を裏切ることなく、実にコミカルな作品に仕上げられている。観なきゃ損する作品です。
10位二十四の瞳(1954年)
引用元: Amazon
11位悪魔が来りて笛を吹く(1979年)
引用元: Amazon
陰湿な境遇に陥ってしまった兄妹の復讐劇
金田一映画では一番陰湿な映画だったかも知れません。当時人気が出てきた斎藤とも子をヒロインに充てて、金田一耕助には西田敏行が演じています。原作とは登場人物に違いがありますが、小夜子が生きて登場しているのは原作以上の復讐観念が滲み出てよかったように感じます。原作を読んだあと鳥肌が立った記憶が今でも残っています。
12位南極物語(1983年)
12位女王蜂(1978年)
引用元: Amazon
14位この子の七つのお祝に
引用元: Amazon
破傷風の恐ろしさ
破傷風。傷口から病原菌が入り発症する病気です。そのくらい誰でも知っていることですが、この映画を観て、その恐ろしさ、戦慄はありませんでした。ホラーとして選別されているDVDレンタルショップもあるらしいです。
15位獄門島(1977年)
引用元: Amazon
16位幸福の黄色いハンカチ
17位ゴジラ(1954年)
18位戦場のメリークリスマス(映画)
引用元: Amazon
22位探偵物語(1983年)
引用元: Amazon
22位魔界転生(1981年)
引用元: Amazon
23位竹取物語(1987年)
引用元: Amazon
26位キングコング対ゴジラ
引用元: Amazon
制作年 | 1962年 |
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上映時間 | 97分 |
監督 | 本多猪四郎、円谷英二 |
メインキャスト | 高島忠夫(桜井修)、佐原健二(藤田一雄)、藤木悠(古江金三郎)、有島一郎(多胡部長)、田崎潤(東部方面隊総監)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
ホラーだけど、家族愛というものを再認識させるドラマです。
昭和63年公開。昭和ギリギリの大林宣彦監督作品です。家族を顧みなかった小説家が、そのために離婚になってしまう。そして自分の担当編集者がその元妻と結婚したいと言い出した。ムシャクシャした気持ちの中、浅草というどこかノスタルジーのある夜の街で、有り得ない人物に遭遇します。それが影響したのか、身体が日に日に弱ってくる。住んでるマンションで出会った美しい女性までもがそんな彼の変わりように驚きます。ところが実は・・・大林監督の作品の中でも一番の作品だと感じています。