3月のライオン(漫画)の詳細情報
作者 | 羽海野チカ |
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ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | 白泉社 |
連載 | ヤングアニマル(2007年14号~) |
参考価格 | 514円(税込) |
『3月のライオン』(3がつのライオン)は、羽海野チカによる日本の漫画作品。将棋を題材としており、棋士の先崎学が監修を務める。 コミックス表紙などには英題「March comes in like a lion」が書かれている。 (引用元: Wikipedia)
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将棋自体はむしろエッセンス、戦う・もがく人の抒情詩
自分の思うどおりの人生を生きている人なんているんでしょうか。
人よりも出来るから、好きでもないけどやっていること。
好きなんだけど、人よりも出来ない。けど続けている。
望むと望まざるとに限らず、寄ってくる人。幸せを運んできたり、沈鬱な気持ちをもたらしたり。
色んな相手が居て、人生の瞬間瞬間が成り立っていて、それに心が波立つ。
そんなアタリマエのことをつらつらと、繊細に、大胆に描く漫画です。
将棋のことはむしろオマケ、エッセンス。人と人との間に揺れ動く登場人物の想いがすごく丁寧に描写されていて、それを読むにつれいつの間にか揺れ動いているのは自分の心だったり。
大切な人がいる人、大切なものがある人、あるいはそんなものがない人。色んな人がいます。色んな人が作中で描写されています。
作中の色んな人の中には、あなたが強く共感できる・応援したい人がきっといるはずです。ぜひ、何かの機会に手にとって読んでください。
悲しいことも嬉しいことも、一緒に体験している気持ちになれます。
パスタライオンさんの評価
圧倒的な構成力と深み
まず多くの登場人物が存在感を持っていること。今までの将棋漫画にありがちな奇人変人ばかりでなく、市井の人が主人公と作る青春物語。しかもしっかりと将棋はメインとしてとらえられており、歴代ナンバーワンの傑作将棋漫画だと思います。
あとは完結まで、作者様が健康に描き続けていただくことを、願うのみです。
蜻蛉さんの評価
将棋マンガではない
まずもってこの作品を「将棋マンガ」に分類していいのか問題。職業選択の自由が保障された国でたまたま職業プロ棋士を選択してしまった、あるいはそれ以外の選択肢が無かった人々のお話、いわゆる群像劇。そもそも論で将棋が題材ではなく職業プロ棋士が題材。内容は文句なしに面白い。
そして飯テロ漫画でもある。豚角煮とか和菓子とかやたら食べたくなる。甘いとしょっぱいはエンドレスなのだ。人生も案外そんなもんなのかもわからん。
くまにゃーさんの評価
人間成長漫画
中学生のプロ棋士が、いろいろな挫折と葛藤を繰り返して、成長していく人間ドラマを描いた熱血青春漫画。羽海野チカさんの作品は、コマ割りが独特で登場人物のセリフや心情描写が心に刺さってくる感じ。将棋の知識がなくても、ストーリー自体が面白いから、誰が読んでも楽しめる作品だと思う。「将棋」が題材ではあるけど、人間関係や自分探しがメインテーマって感じかな!
トシさん(男性・30代)
1位(100点)の評価