1分でわかる「日常系アニメ」
ゆるい空気感にほっこり癒される、日常系作品
日常系・空気系とは、大きな事件やできごと、急展開するストーリーが排除され、登場人物たちがおくるほのぼのとした日々を淡々と描いたアニメ・漫画ジャンルのこと。かわいい女の子同士のほのぼのとした掛け合いやほっこりする展開が楽しめる作品や、ゆるいギャグ・ネタが盛り込まれた作品、男子高校生たちの日常にフォーカスした作品などは、現代人の疲れた心を癒してくれます。また、日常系アニメの名作は、しばしば“難民アニメ”と呼ばれることも。毎週楽しみに観ていた作品が最終回を迎え、それまで作品から得ていた癒しの供給が途絶えてしまうことで、視聴者が心理的ストレス・アニメ燃え尽き症候群を起こし“難民化”してしまうことが由来とされています。
日常系アニメの代表的な作品
あずまんが大王（アニメ）
(引用元: Amazon)
日常系アニメの歴史は諸説ありますが、作家・あずまきよひこによる4コマ漫画を原作とした『あずまんが大王』が原点とされています。そんな日常系アニメは、『らき☆すた』や『けいおん！』などの名作をはじめ、近年話題の人気作『ゆるキャン△』や『スロウスタート』、『日常』などさまざまな作品が制作されてきました。
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日常の中に潜む、予測不能な“非日常”の笑い
女子高生の相生祐子、長野原みお、水上麻衣。そしてアンドロイドの東雲なの、8歳の天才科学者・はかせ、喋る猫の阪本。彼らが織りなす『日常』は、一見穏やかな学園生活や研究所の日々を描くように見えますが、そこに待ち受けているのは予測不能な“非日常”の出来事ばかりです。
作品のタイトルとは裏腹に繰り広げられる、シュールで不条理なギャグの数々が視聴者の心を掴みます。元気いっぱいのゆっこ、妄想癖のあるみお、そして無口で何を考えているか分からない麻衣。彼女たちは突然空から降ってくるシャケに驚き、先生が鹿と格闘する場面に遭遇するなど、奇妙な現象に巻き込まれるのです。一方、背中に大きなネジを持つアンドロイドのなの。彼女の「普通の女の子になりたい」という願いをよそに、はかせが次々と奇抜な発明や騒動を巻き起こす東雲研究所の面々の掛け合いは、観る者の笑いを誘います。京都アニメーションによる緻密な作画は、キャラクターたちの豊かな表情や、ギャグシーンでの大胆なデフォルメを際立たせ、不条理な面白さを一層引き立てています。
最初は戸惑うかもしれませんが、一度この独特な世界観とテンポに触れると、その魅力から抜け出せなくなるでしょう。シュールなユーモアとハイクオリティなアニメーションが融合した『日常』は、日々の喧騒を忘れさせ、純粋な笑いと驚きを与えてくれる作品です。
▼こんな人におすすめ
・不条理でシュールなギャグアニメが見たい人
・ユニークなキャラクターが織りなす、ハイテンションなコメディを楽しみたい人
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