街の灯(1931年)の詳細情報
制作年 | 1931年 |
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上映時間 | 87分 |
監督 | チャールズ・チャップリン |
脚本 | チャールズ・チャップリン |
メインキャスト | チャールズ・チャップリン(放浪者:リトル・トランプ)、ヴァージニア・チェリル(盲目の花売り娘)、フローレンス・リー(花売り娘の祖母)、ハリー・マイヤーズ(富豪)、アラン・ガルシア(富豪の執事)ほか |
制作 | チャールズ・チャップリン |
音楽 | アルフレッド・ニューマン、チャールズ・チャップリン |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
参考価格 | 2,090円(税込) |
『街の灯』(まちのひ、City Lights)は、1931年のアメリカ合衆国の映画。チャールズ・チャップリンが監督・脚本・製作・主演したコメディ映画。サイレント映画だが音楽付きのサウンド版として公開された。 前作『サーカス』に引き続きユナイテッド・アーティスツで製作・配給した作品で、製作に3年余りの時間を要した。冒頭には「コメディ・ロマンス・イン・パントマイム」というタイトルを掲げている。本作はトーキー映画反対論者であったチャールズ・チャップリンが、基本的にサイレントだが伴奏音楽と音響が入ったサウンド版として製作した初めての作品である。ある浮浪者が盲目の花売り娘の目を治すためにあれこれ奮闘する物語で、ユーモアとペーソスが織り交ぜられたコメディ映画となっている。現在もチャップリンの代表作として高く評価されている。1991年にアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。(引用元: Wikipedia)
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感想・評価
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トーキー全盛時代にあえて喜劇王が作り上げたサイレント最晩期の傑作
現在の映画表現の基礎を作った功労者の一人である、喜劇王チャーリー・チャップリンの作品の中でももっとも評価されているものの一つです。本作が公開された1931年はすでにトーキーが実用化されており、日本を含む世界各国でセリフ付き映画が旺盛に制作されていました。
しかし、チャップリンはあえてそのような風潮に逆らい、映画の本当の表現は映像の中にこそあるとして、サイレントでの制作を貫いたのです。
彼のこだわりの通り喜劇と悲劇が絶妙に織り合わさった映像表現は見事としか言いようがなく、初公開から100年近く経とうとしている現在でも世界中の人々の心を捉えて話さない名作です。
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撮り直し300回以上のシーンもあり!笑って泣けるチャップリン史上最高の感動作
映画を語る上で外せないのがやっぱり喜劇王チャップリン。
数あるチャップリン映画の中でもこの街の灯は、代表作の一つと言えます。
コメディアンとしての側面を覗くこともできますし、同時に最も泣けるチャップリン映画とも呼ばれています。
これがハッピーエンドかバットエンドか、今なお見るものによって議論されているところもいくつもの解釈を与えることで構成に語り継がれる作品となる一因のようです。
盲目の花売りの娘に恋をした浮浪者の話です。彼女の視力が戻るように、チャップリンの演じる浮浪者が奮闘します。
花売り娘との約3分ほどの出会いのシーンに342回のNGを出して、
撮影日数534日のうち、このシーンの撮影だけで368日を費やし1年以上かけて撮り直しされたという逸話もあり、
このエピソードにおいてもどれだけチャップリンが完璧主義だったかが伝わってきますよね。
「街の灯」は無声映画にもかかわらず、パントマイムによる変幻自在の豊かな表現で今みても新鮮で決して古びることのないユーモアに笑いつつ、胸打たれつつ、その世界に没入させてくれる。
そして無声映画なのでセリフももちろん最小限。
時折、画面に出てくる言葉もあるけど決して多くはない。
にも関わらず、言葉以上に語るものがこの映画には溢れています。
そして同様にこの映画が教えてくれるのは、笑も涙も感動も、人の心を打つものは万国共通ということが伝わるんです。
真の表現には、下手な言葉はいらないと言うことを教えてくれます。
ほぼ映像だけで語りかける作品にここまで涙するなんて、観るものの人生においても見る人にとっても非常に貴重な体験になることを約束します。
映画ソムリエ
東 紗友美さん (女性)
3位(75点)の評価