1分でわかる「広島の日本酒」
軟水の口当たりの良さを生かした広島の日本酒
日本の中国地方に位置し、日本三大酒処の一つである「西条」を擁する広島県。豪雪地帯の北部、温暖な瀬戸内海に面した南部と、両極端な気候を持つ地域であり、エリアごとで異なる味わいの日本酒が造られます。広島の水の多くは、アルコール発酵が難しいとされる「軟水」がほとんどで、かつては日本酒の生産に適さないとされていました。しかし、明治以降に軟水での日本酒造りの技術が進歩し、美味しい日本酒が造られるようになりました。キレのいい辛口タイプを「男酒」と呼ぶのに対し、口当たりが柔らかい広島の日本酒は「女酒」とも称されます。
酒好き歓喜のビッグイベント「酒まつり」
毎年10月上旬、広島のJR西条駅周辺一帯で「酒まつり」が開催されます。酒まつりは、1990年以降に始まり、老若男女、飲酒の有無に関わらず誰もが楽しめる地域活性化イベントとして定着しています。全国1000銘柄以上の地酒が試飲できる「酒ひろば」や、各蔵元によるコンサートなど、趣向を凝らした多彩なイベントが2日間にわたり開催されます。
酒まつり公式サイトはこちら!
酒まつり公式サイト
関連するおすすめのランキング
日本酒人気No.1の銘柄は?
日本酒の銘柄ランキング
日本酒選びのコツを知りたい方はこちら!
【専門家監修】日本酒おすすめランキング!種類別の美味しい日本酒の選び方も徹底解説
広島に関するこちらもチェック!
きれい、でも骨がある細マッチョ酒
広島きっての有名蔵・大和屋酒舗の代表銘柄「雨後の月」。なんといってもすっきりクリアな味わいが特徴的。
水がいいのでしょうか、美しさを感じる味わいで、舌で触れる瞬間にもう楽しくなります。口に含んだ瞬間に「旨み、コク」もしっかり感じます。
雨後の月を擬人化するならば、きれいだけど芯がある「細マッチョ」なイメージを抱いています。
フルーティーな甘さや軽さ、コク、ドライな味わいがいい塩梅に組み合わさっていて、「総合力」がすごく高い日本酒。食前、食中、なんなら食後だって活躍します。好みに関係なく、かなりたくさんの人がおいしいと感じるのでは。
日本酒ライター・エディター
クリーミー大久保さん
3位(80点)の評価
程よい酸味
フルーティーな香りとやさしいお米の甘みがしたあとに、程よい酸味とキレのある苦味が残るおいしい日本酒。すっきりとした喉越しが特徴で、どんな料理にもあうお酒だと思います!食事中に飲むお酒として、家に常備しておきたいくらいお気に入りの日本酒です。
トミーさん
1位(100点)の評価
呉の有名な酒造メーカーが作る名酒
雨後の月は、広島県呉市の相原酒造が作っています。雨後の月というネーミングがとても素敵ですが、この名前は、徳富蘆花の小説、「自然と人生」から命名されているそうです。雨後の月が周りを明るく照らし、澄んだお酒になるというイメージで、作られたお酒です。
ゆみりんさん
2位(95点)の評価