インセプションの詳細情報
制作年 | 2010年 |
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上映時間 | 148分 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | クリストファー・ノーラン |
メインキャスト | レオナルド・ディカプリオ(コブ)、渡辺謙(サイトー)、ジョセフ・ゴードン・レビット(アーサー)、マリオン・コティヤール(モル)、エレン・ペイジ(アリアドネ)ほか |
制作 | エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン |
主題歌・挿入歌 | Mind Heist / ザック・ヘムジー |
動画配信サービス | U-NEXT:配信中 Amazon Prime Video:配信中 Netflix:配信中 Hulu:配信中 |
公式サイト | https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=4244/ |
参考価格 | 1,200円(税込) |
『インセプション』(原題: Inception)は、クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作による2010年のアメリカのSFアクション映画。第83回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、撮影賞、視覚効果賞、美術賞、作曲賞、音響編集賞、録音賞の8部門にノミネートされ、撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞を受賞した。全米脚本家組合賞ではオリジナル脚本賞を受賞した。(引用元: Wikipedia)
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スケール、テーマ、ラストこれぞ映画と思える作品
初めから終わりまで全てが見どころです。
「プレステージ」「メメント」も素晴らしいノーラン監督ですが
やはりインセプションをオススメします。
2010年の新しいハリウッド映画のスタンダード
1位に挙げた「ディパーテッド」を踏まえて2010年に作られたディカプリオ出演映画の中でも名作。というか、本作はディカプリオがというよりは映画「バットマン」シリーズで実績を上げてきたノーラン監督、そしてディカプリオとタメを晴れる世界的日本人映画俳優の渡辺謙を含むスタッフ・キャストの総合力で勝ち取った勝利と言っても良い。夢と現実が交錯する中でドム・コブは亡き妻の幻影に捉えられ、最終的にどちらが現実でどちらが夢か分からなくなるのだが、近い時期のスコセッシ監督の「シャッターアイランド」と話の骨子、そしてディカプリオの演じる主人公像が酷似しており、完全にこの二作で「深く静かに悩める男」という俳優像を盤石のものとした。その一つの到達点として是非押したい映画。
夢を扱った傑作映画
この映画は鬼才クリストファー・ノーラン監督の傑作SF映画です。演技・演出・脚本の全てがスタイリッシュで、観客を圧倒します。まず演技について、この映画ではあるチームが結成されるのですが、それをレオナルド・ディカプリオ、ジョセフ・ゴードン=レヴィットなどの各国を代表する名優たちが演じています。それぞれが苦悩や余裕を顔だけで表現できるほどに演技力は卓越しています。女優陣も劣りません。そして演出ですが、この映画の核となる「夢」の特性である'超次元的な'現象を視覚的な演出によって最大限に表現しています。この演出により、多少の難解なシナリオも我慢できます。その脚本も、とても素晴らしいもので、夢に入り込んでアイデアを植え付ける(インセプション)ために、多段階層の意識(深い層は浅い層での出来事に影響される)といった空間でアクションを繰り広げる、興味深いストーリーです。
難解だからこそ痛快で爽快
人の記憶は作れるか。深層心理に潜り込んで記憶を植え付ける。発想が突飛すぎて頭の中に「?」がいっぱいになる話。だけど、見続けていると徐々に理解できてくる。
この映画を理解できる自分は特別な存在なのかも…と頭が良くなった気がしているうちに、物語のトリックに引きずり込まれます。気がついたときには、自分の記憶も…いや、そんなまさか…と疑心暗鬼になるほどサイエンスが加速していることでしょう。
何度も見ても新しい発見があり、そして理解が深まり、さらに自分の意見と考察を誰かに言いたくなる。クセになってしまう映画です。
映画メディア編集者・ライター
永井 勇成 / ゆうせいさん (男性・40代)
2位(90点)の評価