1分でわかる「ガンダム主人公」
戦争と人間を描く「リアルロボット」の金字塔

機動戦士ガンダム(アニメ)
(引用元: Amazon)
1979年放送の『機動戦士ガンダム』から始まった、富野由悠季監督によるロボットアニメの金字塔。それまでのスーパーロボットアニメとは一線を画し、モビルスーツを「兵器」として、戦争に翻弄される人々の人間ドラマをリアルに描く「リアルロボット」ジャンルを確立しました。45年以上にわたりTVシリーズ、OVA、劇場版と作品世界を広げ続け、2024年公開の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が歴史的ヒットを記録するなど、今なお絶大な人気を誇る一大フランチャイズです。
時代を映す、歴代ガンダム主人公の肖像
シリーズの魅力は、時代を象徴する主人公たちの苦悩と成長の物語にもあります。初代の「アムロ・レイ」は、偶然兵器に乗った少年が戦争の現実にもがきながら成長する姿を描きました。『機動戦士ガンダムSEED』の「キラ・ヤマト」は、戦いを嫌いながらも仲間を守るため戦う優しきコーディネーター。『機動戦士ガンダム00』の「刹那・F・セイエイ」は、「俺がガンダムだ」という言葉と共に戦争根絶を求めました。そして、近年では初の女性主人公「スレッタ・マーキュリー」が登場するなど、多様な主人公たちがガンダムのパイロットとして、それぞれの正義と向き合っています。