みんなのランキング

ドラゴンクエストV 天空の花嫁に関するランキングと評価・レビュー

ドラゴンクエストV 天空の花嫁

引用元: Amazon

最高評価

88.2

(1,486人の評価)

ドラクエシリーズランキング」で最も高い評価を得ています。

ドラゴンクエストV 天空の花嫁の詳細情報

ジャンルRPG
対応機種SFC、PS2、DS
プレイ人数1人
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
発売日1992年9月27日
メーカーエニックス
公式サイトhttps://www.jp.square-enix.com/game/detail/dq5/
参考価格10,800円(税込)

全 4 件を表示

歴代RPGランキングでの評価・レビュー

【 幻惑 】課題の分離。

堀井雄二という稀代のインフルエンサーが、天空から舞い降りて三次元に建造した『 マヌーサ 』工場。
SNSによって「仲間意識の確認作業」が正当化される「いいね機能」のような革新性を示した傑作である。


よく「ドラクエには、成熟した大人にしかわからない深みがある」と言った常套句を目にする。

だが、これは事実ではない。
率直に言い換えてしまえば、まるでボジョレー・ヌーヴォーを高級ワインであるかのように祭り上げる、自称ソムリエにも等しい選民意識の表れである。
そして「ボジョレー解禁!!」などと騒ぎ立てて、周囲に同化しようとするお祭り騒ぎがまさに、ドラクエ界隈特有の聖域の様子 (ドラクエの良さがわからない奴は非国民だ) を的確に比喩してしまっている。
上述したSNSにおける仲間意識の確認作業を、残酷なまでに裏付けてしまっているのだ。

何より、主人公にしかスポットライトを当てることができない視野の狭さが示唆されている。
周りを暗闇で覆ってしまっているからだ。
そして、その暗闇に覆われてしまった外の世界にこそ、広さではなく「密度」が重要である。

だが本作は、その外の世界が全く息をしていない。
物語は常に主人公周りで終始している。
そのため、多くのNPCが単なる記号と化している。
世界観が重要なRPGというジャンルにおいて、国家間の外交も、軍事的な戦略も、経済的な背景さえもほとんど描かれていないのは、もはや致命的である。
それを「ドラクエの魅力はそこじゃない」などと免罪符にしたり、または「余白を敢えて残してある」などと美徳にしてしまうのは、思考の放棄でしかない。
それは余白ではなく、単なる「空白」だからだ。
これが許されるのなら、ドラゴンズドグマやファイナルファンタジーXVだって許されていいはず。
ドラクエだけ許されるのなら、それはただの甘えであろう。


更に切り込むと、その余白や行間の妙とやらは、カラオケマックのドリンク飲み放題と同程度の要素でしかない。
好きなだけおかわり (脳内補完) はできるが、その質はたかが知れている。
つまり、放置された妥協にすぎないということだ。

これを、エルデンリングやファイナルファンタジーXと比較してみれば、尚更それが顕著になる。
(エルデンリングやFFXの解体書も書いている。
気が向いたら読むといい)

これらは、完成されたフルコースの料理、あるいは真の高級ワインである「シャトー・ムートン・ロートシルト」だからこそ、プレイヤーを能動的に誘導できる「設計された余白」として機能している。
人間とは完成された芸術を、更に追求しようとする性質がある。
このような探究心、あるいは感情を、作り込まれた土台の上で合理的に突いているからである。


一方で、本作の脳内補完とやらにはその美学がない。
臭いものには蓋をし、仕方なくその分をさも一級品であるかのように、都合良く補っているだけである。

読み上げるためだけのテキストを提示され、それを情緒といった都合の良い言葉を盾に「感動しました」などと並べ立てる。
そこには果たして、主体性の伴った体験の密度が備わっていたのだろうか?
真に心を揺さぶる物語とは、ゲームそのものの構造とシナリオによる情緒が合致した体験を経て、初めて得られるものではなかろうか。

確かに本作のレベル上げ (苦行) にも、その疲れを情緒的なシナリオで癒すというゲーム体験に基づいてはいるが、これって言い換えれば煙草と同じだからね?
イライラをニコチンで誤魔化す行為と同じである。
あるいは対価を得るには、自分軸を失ってでも苦労を伴うべきといった、昭和時代の古い価値観が未だに根付いているとさえ思えてしまう。

レベル上げ (職場) → 疲れたよ (残業お疲れさん) → ご褒美の情緒 (缶ビール) → 明日があるさ (やる気アップのマヌーサ) → 満員電車 (現実) → レベル上げ (ふりだしに戻る) といった、この不毛な作業を繰り返すだけの虚無には、上述した構造と情緒による高度な融合性など見られない。
ゲームにまで社畜プレイを求めるバイタリティには感心するけどね。


そもそも、それが本当に心の底から突き上げてきた感情であるのなら「感動しました」といった安易な言葉など、まず出てこないはずでは?
これはまあ、本作に限った話ではないがね。

ちょこまかと動くキャラクターやテキストだけを見て感動したというのなら、それこそ映画やアニメでも観ていた方がマシであろう。
そこに自身の人生を投影して、脳内補完する行為は決して間違いではないが、ゲーム本来のシナリオとしての深みとは全く関係ない。
それをいいことに「FFはオタク向け、中二病」「フロムゲーのシナリオは薄っぺらい」などと、浅はかな批判をする者をよく見かけるが、それは単なるコンプレックスの裏返しである。

例えばスーパーマリオブラザーズには、情緒による誤魔化しなどほとんどない。
体験の密度 (構造の完成度) だけで全世界を制している。
これこそが、優れたゲームの本質である。


本作を、同じく90年代を席巻した『 ファイナルファンタジーVI 』と比較した場合でも、その作り込みのレベルの違いが、絶望的なまでに浮き彫りとされてしまうであろう。
NPCの作り込みから設定に至るまで、同じスーパーファミコンの作品とは思えないほどの雲泥の差がある。

一方で本作は、光の教団が猛威を振るっているにも関わらず、世界全体の危機感を全く感じられない。
これらの作り込みの放棄に対しても、脳内補完で埋めるというのは、さすがに無理がある。
それでも敢えて、本作の設計された余白を挙げるなら、8年後の廃墟と化したサンタローズの村を目にした時、人それぞれ感じ方、捉え方が変わることくらいだろう。
しかし、これはFFVIの崩壊後の世界で、滅びたモブリズの村や炭鉱都市ナルシェに立ち寄った時も、同じことが言える。
ドラクエだけの専売特許ではなく、大作なら割と当たり前の手法だ。

FFVIの方は、時代別の突出度を考慮するとあのエルデンリングやウィッチャー3をも上回る、圧倒的な完成度を示していた。
世界に名を轟かすこれらの作品は、どれも体験の密度が異様に高いという絶対的な共通点がある。
したがって「英語に翻訳されると堀井節の魅力が伝わらないから」は、海外で売れない理由の言い訳にはならない。


だが、唯一評価すべき密度があるとするなら、仲間モンスターシステムであろう。
本来ならただの敵でしかなかったモンスターに対し、確率という名の運命を介して「個」としての意味を与えるこのシステムは、後のポケモンすら先取りした極めて革新的なアイデアである。
彼らが自分の意志を持つ仲間へと昇華される瞬間、そこには確かにプレイヤーの想像力に委ねられる物語への肉付けという点においての、余白を生み出すことが可能だった。
だが、皮肉なのは、このシステムがもたらす自由度や多様性が、結局は親子三代の物語という強固なレールの影に隠れてしまったこと。
最高級のお野菜 (システム) を用意しながら、凡庸なレシピ (シナリオ) で炒めてしまったわけだ。
早く炒めすぎた (先取りした) のが仇となって、見るも無惨なまっくろくろすけなお野菜になってしまったというね。
その宝の持ち腐れ感が勿体ない。


以上のことから、本作の全体的な特徴を、浅瀬が延々と広がる「極彩色の海面」であると定義する。
それは裏を返せば、掘る場所がないほどの完成度の高さとも言えるが、そこにはマリアナ海溝のような深みがない。
そこに残っているのは、情緒のバリエーション (極彩色) を目にして、それを深みだと勘違いしているSNS社会の風潮そのものである。

それらの要素と後述の言及点を統合し、最終的に58点をつけさせて頂いた。




さて、本作の最も印象に残るイベントと言えば、やはり「結婚式」であろう。
どこぞの知らないおじさんに、幼馴染みのビアンカとの結婚まで主導権を握られ、挙げ句の果てには二つのリングを命がけで取ってこいと言われる、とても斬新なイベントである。
あの、元祖西遊記スーパーモンキー大冒険もビックリの理不尽さに笑ってしまったりもするが、まあここはバグとして片付けてしまってもいいだろう。

そんな「ドッキリでしたー!!」のような展開にも目を瞑って進めるとしたら、例えば私なら「ビアンカが可哀想!彼女を選ばないなんて人としておかしい!フローラなんて必要ない!」などといった感情論には便乗しない。
そのような不毛な派閥や選民意識こそが、上述した『 マヌーサ 』工場の量産型において他ならないからだ。

そもそも、フローラ派のプレイヤーに対して、非常に失礼な行為である。
重要なのは、本作の少ないリソースを駆使して、どれだけ「自分だけの物語」を生み出せるかだ。

ビアンカには「過去」を見て、フローラには「未来」を見る。
その上で、どちらを選択するかを己の思考や人生観に委ねる。
そうして得た決断は、正真正銘の『 自分軸 』となる。
それこそが、真のRPGではないだろうか?


「ビアンカが可哀想だから彼女を選んだ」

これは本当に愛なのか?
もしそれを理由に彼女を選ぶのなら、それは愛ではなく、自分を満たしたいだけのエゴにすぎない。
ビアンカ本人に対しても失礼である。
可哀想などと言っている時点で、彼女を自分と対等な一人の女性としてではなく、保護されるべき迷える子羊に格下げしているからだ。
本作を、もうひとつの人生として本当に大事にしているのなら、例えゲームであろうとケジメをつけるべきだと思う。


だが、これまで散々述べたように、本作にはそれらを彩るリソースが総合的に足りなさすぎた。

国家を放置して息子を危険な旅に連れ出すパパスの無責任さを正当化したりなど、聖域の方々はドラクエを甘やかしすぎじゃないかね。
自分 (ドラクエ) に甘く、他人 (他のゲーム) には厳しい。
これ、ただの子供騙しだからね。

まるで、耐震設計が放棄された外観だけ美しい館のようである。


ただ、堀井雄二氏は尊敬している。
彼は、前述でも比較対象として挙げたファイナルファンタジーXを「FFの究極の完成形である」と定義づけた。
それは即ち、同じ多くのクリエイターでさえもFFXの一本道を批判する中で、唯一ゲームとしてのその構造と仕掛けの妙が、人々の感情を激しく揺さぶる情緒に対して、見事に連動している点を見抜いていたからこその裏付けである。

彼は過去にも「FFは触れる映画」と評している。
皆が「FFは映画みたいだ。こんなのゲームじゃない」と酷評している中、たった一言でFFの構造的本質を見抜いていた。
クリエイターとして、そして人としての視野の広さとその圧倒的な審美眼に敬意を抱いているのだ。
しかし、本作ではその才能が生かされていないと私は感じてしまった。

その原因は、やはり「美しい白鳥」が、いつまでも「醜いアヒルの子」を求める世論によって、がんじがらめにされているという点だ。
まるで進化を拒む村社会、あるいは上京して垢抜けた仲間に対して裏切りと断じているような、強烈な地元意識が根付いているようだ。
皮肉にもその真の才能が、呪縛から解き放たれて製作されたクロノ・トリガーに顕著に表れていた。
クロノ・トリガーは、世界中で愛されている作品である。
ようするにこれは、本来の堀井雄二氏にはワールドワイドで活躍できる実力が備わっている、という証明となっているのだ。

現在では、スクウェアとエニックスは合併してから共に歩み続けている。
ドラゴンクエストXIIの開発を終えたら、是非ともファイナルファンタジーの復活のために、開発に携わってほしいものである。
その可能性も決して0ではないので、期待して待ちたい。

彼はまさに、日本で最も愛 (哀) されたクリエイターである。
再び、世界で羽ばたける日が来ることを願うばかりだ。




さてと、パパスの最愛の妻『 マヌーサ 』にでも会いに行くか。

ドラクエシリーズランキングでの評価・レビュー

過大評価

典型的なストーリー主導のゲームで、RPGとしてみれば高く評価できないですね。一本道の展開、浅瀬や高山で不自然に区切られているマップのせいで自由な探索の楽しみは完全に奪われてしまいました。システム面での目玉とも言うべきモンスター仲間システムの完成度も今ひとつです。普通にプレイしていればどのプレイヤーがやってもほぼ同じような種類が仲間になりその数も限られている上、万能モンスターとどうにも使えないモンスターの二極に分かれる傾向がありパーティー編成の自由度を高めていないのです。結局固定の仲間キャラクターが数種類増えただけのようなもので、普通に遊んでいて使用できるキャラクターの数自体は前作並みといったところではないでしょうか。全体として易しすぎてゲームバランスの点でも雑と言いますか完成度は低いです。

確かにこの手の作品では珍しく明確な時間軸を導入し親子三代にわたる物語を描いてみせるなどストーリーテリングの点では新機軸を打ち出したのかもしれませんが、肝心のゲーム性の面でこのあり様では過大評価されていると言って良いでしょう。この作品がこれだけの評価を受けるということはRPGといえばストーリーを楽しむジャンルという固定観念がまだまだ強いという証拠なのでしょう。

YBさんの評価

歴代RPGランキングでの評価・レビュー

普通にはまり込むほどの面白さはない

うーん、シナリオは斬新だけどはまり込む要素がないし、
3、6、11のほうが全然面白いというか3が総合的にドラクエなら一番だろうね、パパスも仲間にならんのよね、ぬわーw w w

ぽっこたんさんの評価

ドラクエシリーズランキングでの評価・レビュー

一位ではない

りむさんの評価

関連しているアイテム

関連しているタグ

みんランで人気のランキング

「ゲーム」タグで人気のランキング

ポケットモンスター ソード

エンタメ>ゲーム

ポケモンゲームシリーズランキング

おすすめのポケモンシリーズは?

クロノ・トリガー

エンタメ>ゲーム

歴代RPGランキング

RPGでおすすめの名作は?

Ib

エンタメ>ゲーム

フリーホラーゲームランキング

おすすめのフリーホラーゲームは?

マリオカートDS

エンタメ>ゲーム

DSゲームソフトランキング

あなたがおすすめするニンテンドーDSのゲームソフトは?

ドラゴンクエストV 天空の花嫁

エンタメ>ゲーム

ドラクエシリーズランキング

おすすめのドラクエシリーズの名作は?