ファイナルファンタジーVIの詳細情報
| ジャンル | RPG |
|---|---|
| 対応機種 | PS、SFC |
| 発売日 | 1999年3月11日 |
| メーカー | スクウェア |
| 公式サイト | http://www.squareenix.com/jp/archive/ff6_ps/ |
| 参考価格 | 3,300円(税込) |
ファイナルファンタジーVIがランクインしているランキング
評価・レビュー
全 35 件中 1 〜 20 件を表示
総勢14人の仲間キャラクターが織りなす物語
FFが純粋なファンタジーからスチームパンクの世界に躍り出た群像劇的作品。シナリオの演出もゲームとしての精度も当時の最先端のRPGだった。戦い方も様々で各キャラクターにストーリーが用意されており邂逅を繰り返す。天野喜孝デザインも秀逸なFFシリーズ珠玉の名作。SFCのドット絵でここまで表現できるとは...
【 神話 】考古学が導く、30年前の発掘遺跡。
本作『 ファイナルファンタジーVI 』は、史上最高のRPGの一つである。
情緒による誤魔化しなど一切ない、細部まで作り込まれたその完成度は、発売から30年以上経過した今もなお、海外大手メディア「IGN」や「GameInformer」が選ぶ「歴代RPGランキング」において、常に上位にランクインし続けているという、正真正銘の怪物タイトルである。
今回はそのFFVIの特徴や魅力を、深く掘り下げていきたい。
かつて、世界を焼き尽くした『 魔大戦 』から、約1000年が経過した。
魔法が伝説となったこの時代に、人々は蒸気機関を動力とする機械文明を築き、復興を遂げていた。
だが、失われたはずの魔導の力を復活させ、その強大な武力によって世界を支配しようとする者がいる。
人はまた、同じ過ちを繰り返そうとしているのか・・・。
〖 神々の像:第1階層 - 政治 - JRPGの系譜 〗
物語は、雪に閉ざされた「炭鉱都市ナルシェ」から幕を開ける。
この世界で描かれるのは、諸勢力が火花を散らす動的な世界情勢である。
冒頭でも述べたように、本作の作り込みは町中の細部にまで至る。
ストーリー進行の具合によって、NPCの会話内容や行動サイクルに細かい変化が見られたりなど、一般的なRPGによく見られる単なる内輪ネタではなく、世界情勢に伴ったリアルな会話内容を堪能できるはずだ。
これによって『 The Elder Scrolls V: Skyrim 』で描かれていた、帝国軍とストームクローク軍の対立構図のような、世界全体が動いているという実感を味わうことができる。
中でも特筆すべきは、シナリオの所々で遭遇する「選択肢」である。
序盤の、並行するシナリオの攻略順をプレイヤー自身が選んでいく構造や、ガストラ皇帝との会食 (複数の選択肢) から得られるポイント次第で、帝国軍をサウスフィガロやドマ城から撤退させることが可能になるという分岐的アプローチは、まさに『 The Witcher 3: Wild Hunt 』の先駆けとも言える動的な物語体験である。
自分の意志が世界に干渉しているという確かな手応えが、物語の序盤から圧倒的な説得力を生み出していく。
一方でシステムについても、FFシリーズではお馴染みである青魔法の広域性や、ガウの「あばれる」が獣ヶ原と綿密に連動していたりなど、その地域そのものが「巨大なシステム」として機能していることも多いため、世界観との親和性にも富んでいる。
ただ、戦闘バランスに関しては比較的レベルが上がりやすく、魔石システムのボーナスで得られる恩恵も強いため、後半になるにつれて大味になりがちである。
ここは非常に残念なところではあるが、逆に言えばこのバランス崩壊さえなければ、ほぼ完全無欠だったんだけどね。
それと、もう一つ挙げておかなければならないことがある。
そう、本作屈指のイベント「オペラ劇場」である。
ここでも上述した選択肢によって、舞台のシチュエーションが変化するという、非常に凝った仕掛けが見られる。
機械音声を流すことで、あたかも「キャラクターが歌っている」かのようなこの演出は、スーパーファミコン当時としては卓越した技術力の結晶として、現在でも語り継がれている。
この技術は、後述するラストバトルでも見られる。
さて、物語の軸は徐々に国家の野望から、個人の狂気へとシフトしていく。
有機物が蠢く大地が浮遊大陸へと変貌する時、たった一人の歪んだ魔導師の手によって、世界はいよいよ臨界点を迎えてしまう。
ここで問われるのは、2020年代の覇者『 Baldur's Gate 3 』にも通じる、過酷なまでの「行動による分岐」だ。
極限の脱出劇の中で、貴方は仲間を信じて待ち続けられるのか、それとも・・・。
文字の選択肢ではなく「待機」といったプレイヤー自身の実直な行動そのものが、仲間の生死という取り返しのつかない結末を刻んでいく。
本作には、このような究極の二択を迫られるイベントが多いのだ。
そしてついに、本作最大の世界転換である『 大崩壊 』が訪れてしまう。
三闘神が暴走を始め、世界は無残にも引き裂かれてしまうのだ。
この大規模な演出は、当時のスーパーファミコンのゲームの中でも、圧倒的な映像クオリティを誇る衝撃的な大事件だったのだ。
果たして、この世界はどうなってしまうのだろうか・・・。
目が覚めるとそこは、一軒の古びた小屋だった。
どうやら、シドが助けてくれたようだ。
だが、見渡す限りの世界は、破壊し尽くされた絶望の地と化していた。
ここで再び、上述した行動による分岐を伴うイベントが発生する。
容態が悪化した彼を「介抱」しなければならない。
彼を救えるかどうかは貴方次第である。
そして間もなく、大陸を目指し海を渡ることとなる。
仲間を求めて。
ここで、JRPGの伝統的な様式は一度死を迎え、真の自由を伴う「WRPG」へと再構築されることとなる。
〖 神々の像:第2階層 - 再生 - WRPGの系譜 〗
ここから先は、自らの足で希望 (仲間) を拾い集める旅となる。
名曲「仲間を求めて」をバックに、ファルコン号が大空に向かって駆け上がる瞬間はまさに、本作屈指の名シーンの一つと言っても過言ではない。
もはやどこへ行こうと自由だ。
たまたま見つけたダンジョンを攻略しても良い。
いきなり、ラストダンジョン「瓦礫の塔」に突入することも可能だ。
崩壊後の世界は、完全にオープンワールドの先駆けと言っても過言ではない、圧倒的な自由度の高さを示しているのだ。
それはまるで『 ELDEN RING 』の荒廃した大地が、生命の息吹きを取り戻しつつある世界線のようである。
町に入った瞬間に、ケフカの裁きの光で焼き払われたりなど、そこは一寸の安息すらも許されない無法地帯だが、だからこそメインシナリオ、およびサブイベントを経て辿り着ける「仲間との再会」を、より濃厚なドラマへと昇華させている。
絶望という名のゲーム体験を経て取り戻した希望の光は、何よりも明るく輝くからだ。
プレイヤーは、仲間一人一人の希望の光を繋ぎ、世界の闇を晴らしていく。
14人全員が主人公となり、絶望のキャンバスに新たな「命」を描き出す——。
この、プレイヤーの意志にすべてを委ねるシステムと、破滅から再生へと向かう美学の融合こそ、本作がRPG史上最高傑作である所以なのだ。
それは、30年以上も前から既に、JRPGとWRPGの融合を高次元で実現していた『 HRPG (ハイブリット・ロールプレイング) 』とも呼ぶべき『 発掘遺跡 』である。
さあ、皆でこの世界の平和を取り戻しに行こう。
〖 最終決戦:第3階層 - 神話 - 魔大戦 〗
「命… 夢… 希望…
どこから来て どこへ行く?」
神を気取る堕天使「ケフカ」の末路。
彼の「天使の翼」と「悪魔の翼」は、サルバドール・ダリの傑作「フロイトの多角的倒錯」を想起させる。
赤子が無邪気な笑顔でネズミの死骸を咥えているという、この「純粋無垢ゆえの残虐性」を、彼自身が身に纏っているからだ。
彼の幼い言動 (無垢) と狂気 (残虐性) が、見事にこの芸術作品に重なっている。
彼のこの神々しい最終形態は、まさにその対立する二つの属性 (光と闇) が同居した表れであり、あるいは荒廃したこの世界の混沌そのものなのであろう。
人体実験 (人の手) によって怪物が生み出され、それが結果として世界を破滅へと追いやってしまった。
カオスをこえて、終末を導いてしまうのは、どんな時でも人間の醜い欲望である。
このテーマ性は、次回作『 ファイナルファンタジーVII 』の「セフィロス」にも通じている。
それを、バックのコーラスが宗教画を彷彿させる大曲「妖星乱舞」が描き出す。
本作の根底のテーマである『 魔大戦 』の再来を予感させるイントロ (オープニングテーマのアレンジ) が、まさに最終決戦に相応しい威厳を放っているのだ。
植松伸夫氏と天野喜孝氏による、狂気のコラボレーションである。
果たして、これほどまでに芸術的なクライマックスが、他にあるだろうか。
前述したオペラ劇場もセットで挙げると、この過剰なまでの絢爛豪華な演出が、本作をより崇高で『 神話 』的なイメージへと引き上げているのだろう。
「そんなものは… このわたしが 破壊する!!」
RPG史上最高 (あるいは最弱) の、ラストバトルの開演である。
「シンジラレナーイ!ホワッホッホッホ」
〖 余談:黄金期のファイナルファンタジー 〗
上記の通り、余談として触れておきたい。
昨今、世界中で絶賛されるウィッチャー3やエルデンリングといった作品群は、素晴らしい深みと広がりを持っている。
それらは例えるなら「グランド・キャニオン」のようなものだ。
入り口からして険しく、誰もが一目でその雄大さと谷の深さを認識できる。
それは、分かりやすく誇示された大人向けの敷居であり、同時に用意された答えを見つけ出すための「調査の主体性」を要求するパズルである。
対して、黄金期のFFが持つ敷居は、上述のタイトル群とは明らかにその質が異なる。
それは穏やかで美しい「大海原」の顔をして、万人の日常に紛れ込んでいる。
人々は、その情緒という名の輝く水面に誘われ、心地よく泳いでいるうちに、ふと気づくことになる。
足元には、光すら届かない「マリアナ海溝」のような、垂直の暗黒がどこまでも続いていることに。
一見すると、万人向けの「包装紙」に包まれているが、その中身を一枚ずつ剥いでいった先に現れる深淵は、現代のどのAAAタイトルよりも冷徹だ。
例えば、FFVIIにおける「約束の地」が代表例の一つである。
これを単なるお洒落な単語だと思っているなら、まだ包装紙を眺めている状態に過ぎない。
エンディングで目にすることができる、緑豊かなミッドガルの廃墟こそが、約束の地であると定義づけることが可能な一方で、これは場所ではなく、星の命を奪い合う剥き出しのエゴが交差する「現象」そのものを示している、と言った解釈の仕方も可能だ。
これは言い換えれば、正解すら存在しない「無限の想像の余地」とも言える。
このように黄金期のFFは、哲学のような終わりのない考察の余地を、内側から躊躇なく突きつけてくるのだ。
哲学を介して埋めさせようとするその無限の余白は、自らが答えを生み出さなければならない「思想の主体性」を要求している。
もう一つ例を挙げよう。
FFVIIIの「リノアとアルティミシアの対比」である。
ボーイ・ミーツ・ガールの甘い香りの裏側には、時間の円環に閉じ込められた残酷な「魔女の継承」という毒が仕込まれている。
これもまた、包装紙に包まれた見えない無限の余白である。
そして、本作FFVIのラストバトルだ。
これを単なる悪の打倒と呼ぶべきではない。
前述した通り、あれはかつて世界を焼き尽くした『 魔大戦 』の再来であり、意味を失ったカオスが神の座に居座るという、真の意味での「 狂気 (The Dark Side of the Moon) 」である。
妖星乱舞のイントロを聴いたとき、もし貴方の背筋に、単なる興奮ではない得体の知れない寒気が走ったのなら、それは貴方がようやく、FFが隠し持っていた真の深淵に足を踏み入れた証拠である。
見せしめの深みなど必要ない。
黄金期のFFとは、美しき情緒の裏側に、本物の狂気を潜伏させたマリアナ海溝そのものなのだから。
結局のところ、情緒という美しい包装紙に惑わされず、その奥底に潜む設計された余白の妙を解き明かすことで、黄金期のFFは真にその姿を現すのである。
こうして、本作『 ファイナルファンタジーVI 』は、30年以上の時を経て海溝の底から浮上し、現代文明をも畏怖させる超古代文明『 アトランティス 』として、復活を遂げたのである。
誰もが主人公
自分が生まれる前にファイナルファンタジー6(以下:FF6)は発売されており、親が持っていたスーファミからFF6を始めました。
プレーをして感じたことは、FF6は「全員が主人公」。
様々なキャラの良さと過去・ストーリー、思い出など楽しませて頂きました。
また、戦闘時などでは多彩な魔法や武器などで面白い要素やキャラの性質、得意な技も決められて特長を活かせるようになっています。
ファイナルファンタジーの良さはシリーズごとに色々あるが、FF6で誰もが主人公であり、誰もが良さを持ち、それぞれが過去と向き合い今の自分が成し遂げることや未来へ繋ぐ力を後押しし仲間と共に突き進む内容となっているので好きになりました。
自分の中で、今後どんなゲームが出たとしても生涯変わらずFF6がNo.1です!
ともぴーさんの評価
人間と幻獣
失われたはずの魔法を使う謎の少女。
シリーズでは新しい設定で、世界観も前作までの王道ファンタジーとはうって変わり機械が登場するなどSF要素が強くなっています。決まった主人公がおらず、メンバーが入れ替わりながらストーリーが進んでいくので色々なキャラに愛着が湧いていって楽しかったですね。
ななしさんの評価
バトル面の自由度が一番好きな作品
FFシリーズでも味方キャラが多く魔石システムでキャラを自分の好きなように育成できる自由度が良かった
各キャラごとのストーリーも素晴らしいものが多く感動するイベント満載
登場人物の9割は好きなキャラクターなんですが後半の必須メンバーはある程度選べるシステムにして欲しかったです
作品にマイナスな感想はあまり言いたくないので後半必須メンバーに関する感想はあえて言いませんが
ミラ播磨さんの評価
FFⅥが一位だって信じてた
スマブラではFFⅦの「クラウド」や「セフィロス」がファイターでスピリットもチョコボやモーグリ、シドぐらいしかFFⅥにもいたキャラクターがいなくて寂しかったけど、皆FFⅥ好きなんだと安心した
ルクサスさんの評価
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シリーズの中でも特にキャラクターの個性が際立っている。
シリーズの中でもキャラクターの個性が際立っていて、戦闘中のコマンドや強化方法が異なり、それぞれのバックボーンまで丁寧に描かれている。
ラグナロクかラグナロックか強力なアイテム生成で究極の選択を求められたり、行動方法によって仲間の加入に分岐が生まれたりと展開がドラマティック。
やり込み度も高めなため、強化し過ぎるとラスボスも一撃で葬り去ることも可能。
ゲームブログ『スキあらばGAME』管理人
スキあらばGAME 管理人さん
2位(94点)の評価