1分でわかる「日本の世界遺産」
3つに分類される世界遺産
普遍的な価値を有する世界遺産は、文化遺産・自然遺産・複合遺産の3種類に分類されます。文化遺産は長期間にわたって維持継承されてきた建物や遺跡、記念物など。自然遺産は、世界的に価値のある地形や生息系、貴重な動植物の生息地など。複合遺産は、文化遺産と自然遺産の両方の価値を有するものを指します。
日本の世界遺産の数
国内には2019年9月現在、文化遺産19件、自然遺産4件の計23件が世界遺産に登録されています。文化遺産と自然遺産を兼ね備えた複合遺産は現時点の日本には存在しません。
代表的な日本の世界遺産
代表的な日本の文化遺産は、8月6日に投下された原子爆弾によって破壊された建物「原爆ドーム」(広島県)や、徳川家康を御祭神として祀る神社・東照宮がある「日光の寺社」(栃木県)、日本初の官営製糸場「富岡製糸場」(群馬県)など。代表的な自然遺産には、”洋上のアルプス”と称されている「屋久島」(鹿児島県)や、数多くの固有種の動植物が生息している「小笠原諸島」(東京都)などが挙げられます。