1分でわかる「辛い食べ物」
くせになる辛い物が世界中で大人気
唐辛子・わさび・生姜・山椒・スパイスなど、刺激的な辛さをもつ食べ物。新陳代謝を上げるといわれているカプサイシンは、発汗作用や食欲を増進をさせる働きがあり、世界各地のさまざまな料理に取り入れられています。日本では2013年より毎年「激辛グルメ祭り」が開催されたり、花椒の痺れるような辛さを楽しむ“マー活”が流行したりと、辛い料理の人気の高さがうかがえます。
世界一辛い食べ物“ドラゴンズ・ブレス”
辛さを示すときに用いられるのが“スコヴィル(スコビル)”。唐辛子に含まれる辛味物質・カプサイシンの割合を測定したもので、鷹の爪はおよそ4万〜5万SHU、ハバネロは約10万~35万SHUです。そして世界一辛いと言われている食べ物が、イギリスのウェールズで開発されたトウガラシ「ドラゴンズ・ブレス」で、スコビル値はなんと248万SHU。汁に触れるとその部分が麻痺するほどの刺激があり、生で食べると食道と胃が焼かれアナフィラキシーショックに似た症状を起こしてしまうことがわかっています。食用ではなく、麻酔薬として使用するために研究がされているとのことです。